経済学・経済政策 H27年度 第23問

第23問

下表は、公正取引委員会「生産・出荷集中度調査」より、平成23 年度と平成24 年 度における、液晶パネル製造業とインターネット広告代理業における累積生産集中 度の値を抜き出したものである。下表の解釈として、最も適切なものを下記の解答 群から選べ。

第23問の図
  1. 平成23 年度のインターネット広告代理業では、上位10 社の企業で市場を占 拠している。
  2. 平成24 年度のインターネット広告代理業では、平成23 年度と比較して、上 位社の企業によって占拠される割合が小さくなった。
  3. 平成24 年度の液晶パネル製造業では、10 社を超える企業の競争状態にあ る。
  4. 平成24 年度の液晶パネル製造業では、平成23 年度と比較して、上位社の 企業によって占拠される割合が大きくなった。 DKJC-1A
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正解:

解答:エ

累積生産集中度(CRk)は、上位k社の市場シェアの合計(%)。表の数値は、

  • 液晶パネル製造業:CR3=94.6→97.0、CR5=97.6→99.4、CR10=100.0→100.0(平成23→24年度)。

  • インターネット広告代理業:CR3=43.8→43.9、CR5=62.4→63.7、CR10=81.5→82.3。

  • ア(×):平成23年度のネット広告代理業はCR10=81.5。上位10社で市場の約81.5%を占めるが、残り約18.5%は他社が占めており「市場を占拠している(=独占的に支配)」とまでは言えない。誤り。

  • イ(×):平成24年度のネット広告代理業の上位5社(CR5)は62.4→63.7と平成23年度より増加している。「占拠される割合が小さくなった」は誤り。

  • ウ(×):平成24年度の液晶パネル製造業はCR10=100.0、すなわち上位10社で市場の100%を占める。10社を超える企業が競争しているわけではない。誤り。

  • エ(○):平成24年度の液晶パネル製造業の上位3社(CR3)は94.6→97.0と平成23年度より増加しており、上位3社による占拠割合が大きくなった。表の数値と一致し正しい。

よって

#不完全競争・ゲーム理論

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