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AIによって検索順位は変わるのか?〜LLMOの時代は来ない

AIで検索する少女

これからLLMOだ!っていう時代は来ないと思う。でも検索は変わる。

これからはSEOではなく、LLMOだ!とかいうYoutubeを何本か見て、イライラしてます(^^;

中身のない小手先の話ばっかり。それはさておき。

検索順位が上がることは重要です。間違いなく今までは集客につながってきた。もちろん些細なSEO対策はありましたが、対策によって上がった順位はいずれ、いつかのGoogleアップデートで下がるだけ。

検索順位を上げるには、顧客ターゲットを絞って、顧客にとって役立つ、独自性のある記事をどれだけ発信できるかに限られるでしょう。特に中小企業場合は。

翻ってAI検索が今までの検索の代わりになることはほぼ間違いないでしょう。だからといってLLMを最適化する魔法の術は存在しません。今まで通り、顧客ターゲットにあわせた、有効な記事を書くだけの話。

もちろん、E-E-A-T は大事でしょう。「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」

専門家が書かないと、記事の経験、専門性、権威性、信頼性は上がらない。とは言え、私のところにも記事を監修してください!という依頼がきます。私の専門分野の内容であれば、監修くらいしますけど、私の権威性なんてたかが知れていて、検索順位に大きな影響は与えないでしょうが。

それよりも記事のオリジナルティや、実際に本人が体験した体験談などが求められると思います。

だって、AIに記事を書かしたら、どれも似たようになるからです。もちろん指示の出し方によって多少の変化はあります。でも丁寧に指示を出していけば行くほど、網羅性は上がっても、オリジナリティはなくなります。

(まあ、妄想の体験談を入れたりできる、よろしく無い執筆も可能でしょうが)

結果として、AI検索の結果に表示されるのは大事!だからといってそれは結果がに過ぎず LLMの最適化でLLMOだ!というのは、ただの言葉遊びでしょう。 マークダウンでデータ用意したらいいとか、いうのも些細な話でしょう。

AIになって変わるかなあ・・と思う点は、記事全体の網羅性が高くて、評価されるというより、この記事のこの特定部分がオリジナリティがあって、信頼性も高ければ、つまみ食いされていくことだと思います。

各記事のページ全体で評価されるというより、部分部分のオリジナリティになるのかなと思います。AIのOverviewを見ても、いろんなサイトからちょっとずつ持ってきていますよね。

とは言え、それによって記事の書き方が大きく変わるとも思えないのです。今でも網羅だけはされているけどどこにでもありそうな記事は順位上がらないし。

さてここからは、各検索行動の変化を考えたいと思います。ダラダラとケース分けしてみます。

言葉の意味や軽い調べ物はそもそもWebサイトを訪問しなくなる

AIによって検索行動が変わるのは間違いないでしょう。GoogleもAI Overviewが表示されるようになり、各サイトへ飛ぶことが減った。以下のように故事成語を調べると、意味が検索1位の上に表示される。言葉の意味がわかったら十分という検索行動はこれで終わりになるでしょう。

ただまだ、Googleで検索して調べています。もちろんChatGPTで検索でもいいのだけど、結果の表示スピードとしてはGoogleの方が早くてスムーズだ。(今のところは)また、GoogleChromeで検索するので、そのまま初期設定だと、当然Googleの結果が表示されるので、当面の優位は揺らがないと思う。

google ai modeには変わっていくでしょうが、調べ物はGoogleが強いまま続きそうな予感。

一方で深いリサーチなら生成AI側の出番になるだろう

企業訪問する前に、その企業の業界のことなど知っておきたいので、調べるわけですが、これは生成AIでDeepResearchするのが便利でよいですね。検索して、いろんなサイトを循環するより手際がいい。

とは思いますが、現状、DeepResearchの結果が出てきたら、それで満足して、十分に自分の中に読み込めないという事態が発生しています。AIの出力部分だけ読めばいいのかもしれませんが、どうしても、出典元なんかに飛んでしまうと、かえって時間がかかりすぎてしまい、消化不良になることもしばしば。

業界調査であれば、Google検索でもAI検索でもまずは代表的な業界動向レポートを見つけて,その1つをじっくり読み込む方が、自分の中の情報理解にはつながっていると感じます。

例えば、しゃぶしゃぶつゆの業界動向を調べてみましたが、前半だけでも10個くらいのサイトから情報を取ってきていますね。

情報を調べてまとめるだけならAIが圧倒的。一方で、自分自身の理解まで持って行くにはケースバイケースのやり方が必要そうですね。

その中間にあるのが、調べてその後サイトを訪問して行動する場合

例えばNHKを解約したいとして、解約手続きを知りたい。そうすると、AIOで大抵のことは出てくるので手続きの流れはわかる。ただその後実際に手続きするには、書式をダウンロードしたりするためにサイトを訪れる必要もあるでしょう。 

なおNHKの解約の場合は、電話をして解約書式を送付してもらうので、電話番号だけわかって、その後の手続きをAIがサマってくれているので実際はサイトにはいかないかもしれませんが。

ちなみに「NHK解約 チューナーレステレビ」で検索すると私の記事が1位にでてきます。(2025/6/5時点)

AI検索で聞いてみると、

そして私のサイトからも情報が引用されていました。残念ながら、一番最初に出てきた引用情報ではありませんでしたが。

生成AIの回答は以下の6項目に分かれていました。そして私の記事は実際の解約体験記を書いていたので、3の解約フローのところで引用されていました。そうすると、1の法的根拠も書いておけば、1番目に書いておけば、AI検索でも最初に登場したかもしれません。

しかし、私は弁護士でもありませんし,NHKのサイト運営者でもありません。わたしがNHK法の解説を書いてもそもそも専門性、権威性の不足で検索順位はあがらなかったでしょう。こういった専門性の低いサイトからAIが情報を持ってくるか?と言われると、それほど期待できないと思います。

<AIの書いた記事の目次>

  1. そもそもチューナーレスなら契約義務なし ― 法的根拠
  2. 解約前チェックリスト(家電整理)
  3. NHK への解約手続きフロー
  4. チューナーレステレビ購入時のチェックポイント
  5. よくある疑問・トラブルシューティング
  6. 2025年10月から始まる「ネット受信料」に要注意

そして、その行動が購買等であればさらに・・

そしてネットで探して購入する場合がどう変わっていくかは楽しみですね。

買う内容がほぼ明確になっている場合

もう購入する内容がある程度明確なら最初からショッピングモールで検索して比較します。私ならAmazon検索ということになります。

最近、包丁を買いましたが、特に毎日料理するわけでもないですし、ぼちぼち切れたらいいよ!くらいなので、包丁に対する思い入れはありません。そのため、Amazonで「包丁」って検索して、さすがに1000円暗いのは安すぎるから、3000円くらいので最初に出てきたものを買いました。ここにはAIの出番はないかもしれません。あるとしてもAmazon内にAIチャットボットが登場してアドバイスするくらいでしょうか?

調べ悩みながら買う商品はAIの出番になるか

一方で、興味分野が深く、色々悩みながら購入するときはまた変わってくるでしょう。調べるわけです。

1万円のマイクを買いたい!というときにはかなり下調べをすると思います。そうすると先程の調査の内容と同じで、AIの調査能力は高いのでAIの出番と言えます。そして、調査だけでなく、そのまま値段も確認・比較までしてくれるようになりつつあります。

そのまま購買までいけばAIエージェント!ということになるでしょうが、どうなんでしょうね。

勝手に買われても困るし。更に比較してちょっと安いサイトが見つかったとしても、いろんなショップにクレジットカード番号を伝えるのはあまりしたくないので、結局Amazon内検索のママになるかもしれません。

やはりモール内でのAI活用が、生成AI時代のショッピングということに留まるのでしょうかね。

役に立つかわからないけど、一応LLMs.txtを設置

マークダウンで自分のサイトの情報をAIに送る感じですね。

そんなところで。

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