中小企業診断士の働き方〜いつが忙しいの?
ようやく今年度も終わりが見えてきて最後の力を振り絞っているところです。
中小企業診断はいつが繁忙期なのでしょうか?もちろん、これは人によって働き方が違う中小企業診断士業界では、人によって忙しい時期も異なるでしょう。
顧問をされている業界や会社によっても違うでしょうし、補助金の申請中心に実施している人は補助金の締め切り前が忙しいということになるでしょうか。
今回は、私がいつ頃が忙しいか?という話。
村上自身の働き方は、いわゆる中小企業診断士的な働き方です。(といってもこれも人によって捉え方は違うでしょうが)中小企業施策に基づいて、公的機関の窓口相談をしたり、公的機関からの専門家派遣で企業を訪問したり、商工会議所でセミナをしたりする仕事をしている場合です。
古いデータで恐縮ですが、私自身の専門家派遣の回数とセミナの回数を月ごとに集計してみました。
専門家派遣のサイクルは?
専門家派遣とは、商工会議所や地域の財団、保証協会などから派遣されて企業に伺う仕事です。派遣される専門家の得意分野によって支援する内容は異なりますが、私の場合は大半がITに関するものです。Web販促、EC改善、システム化の相談です。
そして専門家派遣は今!、まさに今が一番忙しいです。グラフも1−2月が高くなっています。公的機関は年度末の3月が締めの季節のため、3月は派遣しないということころが多いです。そのため、年度内に訪問してきて!という案件であれば、1−2月に集中してしまうわけです。
さらに専門家派遣も1回訪問のみの場合や、3回訪問、10回訪問と派遣回数も異なります。そのため、10回派遣などの長期の場合は、春や夏ごろスタートして2月までに訪問しきって!ということになり、どうしても後半での積み重なりが多くなり、2月にピークを迎えるというわけです。逆に、3月は少なく、年度が変わって4,5月は立ち上がりの季節のため、専門家派遣の回数は少なくなります。
専門家派遣が一番多かった年は240回くらいでした。
セミナーはいつが忙しいか?
これも、専門家派遣のサイクルと同じく、3月は年度末なので少なく、4,5月は立ち上がりの時期なので少ないです。6月頃から増えだします。そして8月は一旦減ります。お盆の時期があるので、セミナ開催を避けるケースが多いのでしょうね。自営業だとお盆休みの概念が薄いですので、8月にもっとセミナがあるといいな(^^;と思うわけですが、やはり少ないですね。
そしてセミナのピークは秋に迎えます。セミナも専門家派遣と同じく、1回ものもあれば、3回や5回連続といったケースもあります。特に創業塾なんかは連続ものが多いですね。また、何回かのコースでホームページやEC、動画を作ろう!といった研修を担当することがあります。
こういった連載物は支援機関では年に1回や、2回開催ということが多いので、1回となると秋に集中します。春から企画して、秋に実施というパターンですね。通常セミナは平日の14−16時開催、18−20時開催といった2時間物が多いですが、創業塾なんかはむしろ土日などに開催されることが多いです。そのため、秋は土日も働くことが多く、結果的にセミナの回数が増えることになります。
月4−5回だと、週に1回くらいセミナをしていることになり、自分的にはちょうどいいペースに感じますが、月10回となってしまうと、もうその月はセミナの準備だけに追いまくられて余裕がなくなりがちです。セミナが今までで一番多かった年は年間92回でした。(キャッシュレスバブル)
村上の今までのセミナの実施状況はこちらのページから確認できます。
3月はリフレッシュの季節
ということで、3月は暇です。4月も割と暇です(^^;
3月は2015年から毎年1〜2週間、稚内の豊富温泉に湯治に行っています。ほんとなにもないところなので、心身ともリフレッシュできます。とはいってもノートパソコン持参で少し仕事していますが、ちょっと働いて、温泉入って、ちょっとジョギングして、温泉入ってという自分メンテナンス期間です。
というわけで、年度末に向けてもう少し、力を振り絞って働きたいと思います。
豊富温泉に行った時のブログです。 ↓
そんなところで。