日本の開業率は、諸外国に比べて高いの?低いの?
各国の開・廃業データが揃っている2016年で比較を行っています。統計の性質が異なるため、単純比較はできませんが、日本は開業率も廃業率も低いです。
すなわち少産少死が継続されており、企業の新陳代謝が低いと言われる所以となっています。
なお、英国とフランスは開・廃業率の差分が大きく、企業数が大きく増加している傾向にあります。一方で、ドイツの企業数は減少傾向にあります。
また、将来に向けて起業を計画している起業計画率の数値を見ても、米国やフランスに比べて日本の起業水準は低いままで推移する可能性が高いです。
各国の開業率と 起業の計画率 | 日本 | 米国 | 英国 | ドイツ | フランス |
開業率(2016) | 5.6 | 10.3 | 15.1 | 6.7 | 9.8 |
起業計画率(2018) | 8.8 | 18.5 | 8.3 | 7.6 | 20.4 |
(出典)みずほ情報総研株式会社 「平成30年創業・起業支援事業(起業家精神に関する調査)」
なお、起業計画率は、「今後3年以内に、一人または複数で、自営業・個人事業を含む新しいビジネスを計画している」割合です。
そんなところで