キャッシュレスのポイント還元のビックウェーブに乗らない中小店舗

10月1日からの消費税率の10%への引上げに対しての景気浮揚施策としてキャッシュレス消費者還元事業が始まります。中小企業の店舗でキャッシュレス決済を行うと、5%消費者に還元されます。

つまり、中小企業の店舗としては、自分のお腹を痛めず、5%割引のキャンペーンができてしまうという、幸せな施策です。

自分がお店の経営者なら、早速申し込むと思います。むしろ、政府の5%の還元施策の前に、各キャッシュレス事業者がやっている独自の20%還元キャンペーンこそ、大きな集客効果があるはずなので、今すぐ対応したいです。

催事でもキャッシュレス

昨日は、にいがたのクラフトビール祭りに行きました。日本橋です。今日もやっているそうです。

5つのクラフトビールメーカさんが出店されていましたが、うち3店舗はPayPay対応でした。どれも魅力的なビールでしたが、全部は飲めない。そうするとPayPayで対応しているところから購入していきました。

だって、20%割引になるのだもの。一緒に行った人は、全額キャッシュバックが当たっていました。 私は当たらなかった(><

なのになぜ3分の1

キャッシュレスでのポイント還元は消費者にとって魅力的で、現時点では、お客様を呼べる施策となると思います。

ただ、以下の記事によると、申し込む中小企業は34%にとどまっています。

施策の利用者が中小事業者の1/3というのはものすごく多くて、すごいことだと思います。 それでも、あえていうと 

少ない!

少なすぎる。

ポイント還元 参加意向の中小企業は3分の1
これについて、各地の商工会議所が今月中旬、中小企業を対象に聞き取り調査を行い、およそ1000社から回答を得ました。
それによりますと、ポイント還元制度への参加を「申し込む予定」だと答えた企業は34%と、全体の3分の1にとどまった一方、「申し込まない」とする企業が34%、「自分の会社が制度の対象になるのかわからない」という企業が31%でした。
また、制度に対する懸念は何か尋ねたところ「客が制度を利用したいのか不明だ」とか「カード会社などに支払う手数料が負担になる」といった回答が多くなりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190427/k10011898631000.html

キャッシュレスを活用する消費者は急速に増加している

客が制度を利用したいのか不明だいやいや、利用します。沢山の人が。もちろん、現時点で、100%キャッシュレスになるのは無理ですが、急速に割合が高まるはずです。

以下の調査によると飲食店利用では、キャッシュレス利用が現金利用を上回っています。 (もちろん、地域特性によって差が出るとは思いますが)

飲食店では「キャッシュレス派」が52.9%、「現金派」を上回る結果に

現金以外での支払いが可能な飲食店で、どのような支払い方法を選択しているかを尋ねた質問では、「ほぼ毎回、現金以外の支払い方法を利用している」と「現金以外の支払い方法の利用が多いが、時々現金で支払うこともある」を足した“キャッシュレス派”が計52.9%。「滅多に現金以外の支払い方法を利用しないが、時々ある」と「現金以外では支払いしない」を足した“現金派”が計47.1%で、”キャッシュレス派”がやや多い結果となった。

https://www.inshokuten.com/foodist/article/5301/

それでも中小事業者のお店はキャッシュレス対応しない理由は

上記のデータを見る限り、中小事業者のお店で、導入しない理由はないでしょう。 いえ、理由はあります。

カード会社などに支払う手数料が負担になるですね。 ほんと、手数料で4−5%とか持っていくカード会社は滅べばいいと思います。

でもこれも、還元期間中は、3.25%以下で 1/3補助だから、 2.16%以下にはなります。

そして、PayPay LINE Pay AmazonPayは期間中は手数料0%です。 
(使い方によっては0%じゃないこともある)

今までもクレジットカード使って、電子マネーも、QR決済も対応したいお店は、上記の手数料を覚悟せねばなりませんが、最低限、還元施策に乗るためには QR決済の大手の手数料0%策にのっておけば良いと思います。

将来、QR決済の手数料も0%でなくなることもあるでしょう。でもそれはその時に考えればいいのです。0%だから導入してお客さんは増えたけど、多少だった、だから手数料分ひいたら、マイナスになるのでやめる。でもいいと思います。 

逆に将来、お客様のキャッシュレス比率がとても高まっていたら、手数料払ってもやらないと仕方ないわけです。

キャッシュレスでお店の売上は上がるか?

これは断言できます。 将来、キャッシュレスを導入して売上が上がるお店はありません。 「あの店、クレジットカード使えるから行こうぜ」なんてことは今までもなかったでしょう。スマホ決済になってもそこは変わらないと思います。

一方で、今年はキャッシュレス対応したら売上は上がるでしょう。政府、キャッシュレス事業者の還元施策でお店は集客できるチャンスです。

さらにいうと、将来はキャッシュレス対応していないお店は、売上が下がるでしょうね。消費者のキャッシュレス比率が高まれば、対応していないお店は避けられるようになると思います。

ということで、1/3と言わず、多くのお店がキャッシュレス還元事業の店舗登録をしていただけると良いなあ。

補助金といってもめんどくさい申請書とかないはずです。キャッシュレス事業者に連絡して申し込むだけです。政府の還元施策の申込み開始は5月中旬からです。それまでにどのキャッシュレスに対応するか考えておきましょう。
(クレジットカード申し込むのと同じく、決済事業者による審査はあります)

まるっと色んなキャッシュレスに対応するなら、AirPay、楽天Pay、Coinyあたりがおすすめです。

とりえあず、1個対応しておこうと言うなら、
・クレジットカードならSQUARE、
・スマホ決済なら PayPay、LINE Pay
  あたりで良いのではないでしょうか。

キャッシュレスで効率は上がるのか?

決済が全部キャッシュレスになったら、劇的に効率は上がるでしょう。お店の営業が終わった瞬間にレジ締め終了なんて幸せすぎる。

しかし、現時点ではキャッシュレス比率は高くなく、現金決済も多く残ります。さらに多くの店がレジとキャッシュレスを別々に運用しています。

レジ売ってから、キャッシュレスを二度うちしているお店多いですよね。 レシートと、電子明細票と両方くれるのって本当に無駄だと思います。

効率を上げいくためには、キャッシュレスを単体導入で考えるのではなく、レジと連動させていきたいですね。そうすると、古いメカレジではなくタブレットレジも候補になってくるのだと思います。 食品を扱っている事業者は軽減税率対策補助金で基本的に自己負担1/4で導入できます。

キャッシュレス消費者還元事業の詳細はこちらです。

そんなところで。