本多さんはスモールビジネスマーケティングを読んでいた?
「あなたの言う消費者って誰?」
「男?女?年は?年収は?家族構成は?どこに住んでるの?休みはいつ?車はなに?」
「消費者のことなんて忘れなさい。具体的に存在する人間のことを考えて」
本多孝好さんも、スモールビジネスマーケティングを読んでいるのかと思ってしまいました。
この本の中では 主人公は、 Aさんでなくて、斉藤さん と名づけてましたが。
本多孝好『真夜中の五分前 sideA』4点/5点満点(2007年64冊目)
本多孝好『真夜中の五分前 sideB』4.5点/5点満点(2007年65冊目)
といっても いつも読書感想文です。
大して中身のない本なのだと思う。でも、こういう本にはまってしまう。
主人公は、感受性の低い、いや不感症で、自分も見えない、いや見てないし、何も見てない。
恋人が死んでも悲しまない。いや、恋人をなくした自分を哀れむことができない。
死んだ恋人はいつも時計を5分遅らせていた ???
「世の中の人が今日が終わっても、わたしはまだ11:55で得した気分」 意味わかんないよ。
その5分が何なのかを探していく。
sideA/B というから、 男と女の両面から書かれた本かとおもったが、A面でその2年後がB面
ものの擬人化の表現がステキだった。
「訪れる人がいようがいまいが、別にやることに変わりはないとい言いたそうな顔の墓石」
「またあんたか とい言うような顔の自動ドア」
心地よく、やる気なく、そして読み終わって恋愛小説であることを思い出した。
ロマンティシズムを見限ったロマンティスト それは自分かもしれないよ。
久しぶりに半身浴でゆったりとよんだせいかもしれませんが、ちょい涙)