トラブル続報9/27 ~国税総合管理システム「KSK2」

2026年9月27日時点でのKSK2およびe-Taxのトラブルに関する続報をまとめます。

手続き遅延は解消されず、一部業務を「旧システム」へ切り戻し
9月24日の稼働初日に発生した全国の税務署窓口での手続き遅延は、翌25日になっても解消されませんでした。 これを受け国税庁は、トラブルの大きな要因となっていた「納税証明書の作成・交付」業務について、新システム(KSK2)での処理を一時的に取りやめ、旧システム(旧KSK)を使用して発行するよう全国の税務署に指示しました。 なお、窓口での納税証明書対応には旧システムによる代替措置が取られたものの、それ以外の税務署の内部事務(申告書のデータ照合など)の大部分については、KSK2で通常通り稼働していると報告されています。
e-Tax側でも具体的なシステム不具合が判明
今回のKSK2稼働に伴って改修された「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」においても、アクセス集中による遅延だけでなく、明確なシステム上のバグ(不具合)が発生していることが判明しました。
- マイナポータル経由でのログイン不可:マイナポータルと連携してe-Taxにログインしようとすると、正常にログインできない事象が発生しました。
- ネットバンキング納付時の完了表示エラー:インターネットバンキングを利用して電子納付を行った際、納付自体の処理と画面上の「完了表示」に不具合が起きるトラブルが確認されています。
今後の影響と実務上の留意点
ご提示のURLにも記載があった通り、もともと9月26日(土)は週末調整のための「e-Tax終日メンテナンス(利用停止)」が計画されていました。国税庁および開発ベンダー各社は、この停止期間を利用してe-Tax側の不具合修正や、KSK2の納税証明書発行機能の改修・調整を行っているものとみられます。
【企業や経理実務への影響】
- 納税証明書の取得に余裕を持つ:金融機関の融資や官公庁の入札などで「納税証明書」が急ぎで必要な場合、税務署窓口が旧システムでのイレギュラー対応を行っているため、発行までに通常より時間を要する可能性があります。
- 電子納付の二重払いに注意:ネットバンキングでの納付完了画面に不具合があったことから、エラーが出たからといって安易に再納付手続きをすると「二重納付」になる危険性があります。メッセージボックスの受信通知や、銀行口座の引き落とし履歴と照らし合わせて慎重に確認することが推奨されます。
週明け(9月28日以降)の窓口業務やe-Taxの稼働状況次第では、さらなる追加対応やシステム停止の延長などが発表される可能性があるため、国税庁からの公式アナウンスに注視していく必要があります。
そんなところで

