生成AIの利用規約 〜GoogleのNotebookLMではどうなっている?

最近はかなりNotebookLMを使っています。自分の資料をアップロードして、その資料群に対して質問できるというサービスです。自分の資料をアップする関係上、利用規約などをチェックしていきます。
NotebookLMのサービス紹介ページでは
NotebookLMのトレーニングに個人データを使用することはありません!と明示されています。学習に使わないので、基本的にはこれで安心して使ってもいいのかなあと思います。とは言え利用規約も確認してみます。

利用規約
利用規約は、無料のNotebookLMではGoolgeの一般的な利用規約に包含されるとのことです。
サービスごとに分けて書いてほしいところですが、Google全体の利用規約を改めて確認します。

このあたりでしょうか。

個人情報にアクセスできる担当者はいるものの、守秘義務を負っているので、情報漏洩しないといことですかね。
有料契約の場合
私はWorkspaceを有料利用して、その中でNotebookLMを利用しているので、Google Workspace 利用規約 に包含されるとのことです。


5.2 お客様データの保護。Google は、Cloud のデータ処理に関する追加条項に基づいてのみお客様データへのアクセス、またはお客様データの使用もしくは処理を行います。その他の目的でお客様データへのアクセス、またはお客様データの使用もしくは処理を行うことはありません。Google はお客様データを保護するための技術的、組織的、および物理的な安全措置を実装済みであり、それらの安全措置を維持します

Cloud のデータ処理に関する追加条項とは
ぐほっ 英語です

「Cloud のデータ処理に関する追加条項」(CDPA: Cloud Data Processing Addendum)とは、Google Workspace や Cloud Identity などの Google Cloud サービスを利用する際の、データ処理とセキュリティに関する追加的な契約条項のことです。具体的には、EU、英国、スイスのデータ保護法に基づくセキュリティ、契約、データ移転の要件を満たすための条項が含まれています。
詳細:
- データ処理とセキュリティの強化:CDPA は、Google Cloud のデータ処理に関する規約を、より広範な基盤に適用できるように拡張し、プライバシーに関する新しい規則をサポートするためのコミットメントを追加し、特定のサービスに関するプロダクト固有のプライバシーおよびセキュリティ規約を統合しています。
- データ移転への対応:特に、英国の GDPR に基づいて個人データを転送する際に、英国の情報コミッショナーが発布した新しい追加条項(UK Addendum)を反映しています。
- 契約の簡素化:以前は、Google の契約の他のセクションにあったプライバシーおよびセキュリティ規約をCDPA に移し、規約を簡素化しています。
- CDPA への同意:Google Workspace や Cloud Identity の契約にCDPA が組み込まれていない場合、CDPA に同意する必要があります。
- 同意方法:Google 管理コンソールから、特権管理者権限のあるアカウントでログインし、[アカウント] > [アカウント設定] > [法とコンプライアンス] > [セキュリティとプライバシーの追加規約] からCDPA に同意できます。
- お客様のデータへのアクセス:Google は、CDPA に基づいてのみお客様のデータへのアクセス、またはお客様データの使用もしくは処理を行います
イギリスのGDPRなど海外のデータ保護法に基づいて、データを移転?・・移すことがあるということでしょうか。操作ののときなどに。
まとめ
CDPA以外では、お客様のデータへのアクセス、データ処理は行いませんと言っているので、基本的には大丈夫だと考えます。
そもそも、これはNotebookLMを含んだGoogle全体の話なので、GoogleDriveに入れても、Gmailを使っても、NotebookLMを使ってもGoogleの利用規約は変わらないことになります。
Googleが信用できないならGoogleのサービスを一切使わなければいいだけです。
でもWorkspaceとかDriveとか使っているのなら、生成AIだけセキュリティは心配!ということはありえないということでしょう。
安心して今後も使っていきたいと思います。私自身はGoogleWorkspaceを契約して、Gmailもカレンダーも、MeetsもDriveも結構使っているので、生成AI以前からGoolgeにかなりのデータを握られています。GoogleがEvilであればもちろん、困りますが、今のところは信用して、生成AI、NotebookLMも思いっきり使っていきたいと思います。
ただ気にされる方も多いので、NotebookLMにアップするときには社名や個人名は削除してアップするようにしています。
そんなところで