レガシーシステム脱却に向けたレポートを経済産業省がだした

政策の方向性
国の政策として、企業のレガシーシステムのモダン化を支援する取組を検討していきます。具体的には、ユーザー企業が自律的にDXの成熟度やIT資産の全容を自律的に把握できるよう、可視化や自己診断を実施できるようにする指標やツール、ガイドラインを整備します。また、IT・デジタル人材の継続的な学びの促進、目的を持ったキャリア形成、労働市場におけるスキル情報の活用を推進する人材育成のプラットフォームを整備します。

システムや業務の可視化が一番最初に必要になるでしょう。そして「内製化」といったキーワードも打ち出していますね。私も内製化するしか無いと思っていますが、なかなか現実的には難しいのででしょうね。
そのうえで標準化対応。標準化ってのも現時点での標準にのったら、将来はそうじゃなかったとかありそうで、どうなんでしょうね。
そして最大の難関が、人材の確保。内製化するためには必要ですが、確保できるかな。
この3つを経営層の意識改革と強力なコミットメントが求められています。さすがに経営者もこのままレガシーシステム使っているのはまずいなあ、と思っている人が大半だと思いますが、きっとコミットメントができないんでしょうね。言うはやすし。
それにしても、いつも思うのですが、自己診断ツールとかガイドラインとかどれくらい有効なんでしょうね。。。
レポートの内容を見ていきましょう
ソフトウェア産業は低位安定
低位安定とSIerを中心にディスられていますね(^^; SIビジネスは低リスク・長期安定だそうです。

レガシーをモダン化する問題点
ユーザ企業側では経営層と現場の協力ができていないと・・・毎度のことですね。
ベンダー側では、ユーザ企業からの協力は得にくいのに要求水準は高いので、リスク取りたくないですと。

ユーザ企業の課題
ユーザ企業は視野が高いけど技術力は低いと・・・ ほんとに? 視野は低いんじゃなかろうか。まあ流石に業界知識は高いでしょうが。ベンダー側は 技術は高いけど、視野も業界知識も低いと。業界知識はある程度仕方ないですね。視野は。。どうなんでしょう。だってユーザ企業側が言う通りつくらなきゃあ、となるなら視野は高くならないでですよね。
つか。視野は広いであって、高いではないような。視座ですかね。

それでどうしたらいいの? 〜対策の方向性
最初に戻るわけですが、可視化と内製化が大事ですと。可視化大事ですよね。わたしがSI業界にいた20年前ならエクセルで業務フロー書きまくってましたが、まあ今だと流石にエクセルってこともないでしょうから、業務の見える化はすすんでいるのかなあ。
エクセルで書いちゃうと、更新が滞るので、結局、業務フローなどの資料が古くなりがちでした。
そして標準化。 システムを標準的な仕様にあわえることが・・標準化なんでしょうかね。
さらに経営層の覚悟を持った強力なコミットメントとトップダウン。経営者はみんな覚悟は持っていると思いますが、デジタルへのリテラシー不足で、結局コミットできないのでしょうかね。。なんでや?

しかしこのレポート・・・ 20年前に書かれたといっても信じてしまいますね。対して何も変わってないってことかしら。
そんなところで