DX推進指標の自己診断結果2024年データが発表されました

発表された分析レポートは以下のIPAのページにあります
DX 推進指標の成熟度レベルとその定義
以下の経済産業省のDXフレームワークや、中小企業白書の4段階は、アナログの状態から、デジタル化をすすめ、最終段階でDXという定義づけでした。
一報でDX推進指標はDX自体の段階を6段階に整備したものと言えます。レベル1のように組織の一部でビジネスモデルを変えて、顧客に付加価値を新たに提供できていたら、DXと言えます。とは言え、全社横断、そしてグローバルでの展開といったDXの成熟度の進展が設定されているのですね。

経産省の定義するDXフレームワーク
未着手が1段階目で、デジタル化が2段階目、4段階目がDXですね。

中小企業白書にでてくる4段階のデジタル化の取り組み段階
段階4がDXしているイメージですね。

DX指標2024年の回答結果は?
レベル0ですか?レベル1ですか?というのではなく、0以上1未満とか、4以上という回答になるのですね。
レベル5です!って企業は4以上に含まれるのですかね。まあ、4でも5でも到達している企業はわずかです。
レベル4は全社戦略に基づき、持続的に実行できている・・・なかなかむつかしいですね。 (VRIO分析と考え方似てますね)
レベル1〜2の部門で散発的にというところが多いのでしょう。特に大企業はそうなる気がします。全社のビジネスモデル転換して戦略的に!というのはなかなか難しいですし、特定部門でビジネスモデルが変わってDXが進む・・ということの方が多いと感じます。

企業規模によって
まあもちろん大企業のほうが数値は高いのですが、現在地の平均は、大企業2.3、中小企業1.4ですね。

中小企業の各指標の状況
DX指標を構成する各指標の現在地と目標値の状況です。
現在と目標値が大きく乖離している特定の指標があれば面白かったのですが、あまり指標ごとに差が内容に見えます。
一番低い指標は、投資意思決定と予算配分。お金ですか。。。

まとめというか感想
色々データ取ってくれるのは楽しいものの、まとめを読んでみても、なんのためにやっているんだろう、DX推進指標・・・と思ったりもします。結局、ものづくり補助金の加点のためなんでしょうかね。
目標値と現在値の差が大きいものは「マインドセット・企業文化」!といわれてもなんか精神論になりそうですね。 一方で、「IT投資の評価」をちゃんとしているかというのは大事だと思うので、ここの差は埋めていきたいかなあ。

そんなところで