彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず

2023年12月31日

彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず
孫子

かれをしりおのれをしれば、ひゃくせんしてあやうからず


もはや、言わずもがなの名言中の名言。

相手国を知り
自 国を知れば、
100回戦っても、破れないだろう。

決して、100戦100勝なわけではないんですね。100回とも負けないだけ。

桶狭間の戦いでは、織田信長は今川義元の本陣の位置を知ることで、劣勢を挽回できました。
現在では、アメリカは衛星により、相手の配置状況を認識しています。負けるわけがなく。

そして、過去は、情報戦が重要だったわけですが、
現在では情報自体は簡単に手に入りがちです。むしろ有り余るほど・・・ 情報の海でおぼれないためには・・・

自分自身をよく知っておくことに本質があるのではないかと思います。

彼を知らざるも己を知れば1勝1敗

やはり、まずは、自分からですね!

解説

「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」とは、中国の古典『孫子』に由来する故事成語です。この成語は、「敵(彼)を知り、自分(己)を知るならば、何度戦ってもほとんど危険はない」という意味を持ちます。これは、敵の能力と意図を正確に理解し、同時に自分自身の強みと弱みを深く自覚している場合、どんな戦いにおいても成功する可能性が高いという戦略的な考え方を表しています。

使い所としては、ビジネス、競技、あるいは人生のあらゆる種類の競争や対決の場面で適用できます。特に、対戦相手の戦略を分析し、自分の戦術を練る際や、自己認識と相手の理解を深めることの重要性を説く場面で有効です。ビジネス戦略の計画、スポーツの試合準備、さらには個人的な対立や交渉の状況など、相手との対峙を伴うあらゆる状況において参考になる故事成語です。

この成語は、ただ相手を知るだけでなく、自分自身の能力や限界を理解することが、成功への鍵であることを示唆しています。また、準備と自己認識の重要性を強調することで、衝突や競争の状況を効果的に管理するための知恵を提供します。