テイクアウトアプリの比較〜スマホ・モバイルでオーダーしてみた!

2020年7月20日

解説動画

まず最初に、「テイクアウトアプリ」について動画で解説してみました。

アプリの比較は 7:31
実際のスマホアプリデモは 11:04 からです。

モバイルオーダーアプリとは

モバイルオーダーアプリとはスマホで注文するアプリです。ですから、
(1)イートイン(店内)注文アプリ
(2)テイクアウト注文アプリ
の2つ大きく別れます。(3)デリバリはどちらかと言うと、ネットショップよりでしょうか。

(1)イートインでの注文アプリ

これは
①店員がスマホで注文を取るウェイター機能
②お客様がお店に用意されてあるタブレットで注文する機能
③お客様が自分のスマホで注文する機能
に別れます。

①店員がスマホで注文を取るウェイター機能

まあ①は通常のスマホ・タブレットレジとかで実現するでしょう。
例えば、リクルートのAirレジ。画像はタブレットですがスマホで店員が注文を取れるわけです。

②お客様がお店に用意されてあるタブレットで注文する機能

セルフオーダーと言う名称になるでしょう。例えば以下の画面はスマレジです。

③お客様が自分のスマホで注文する機能

お客様が店内(イートイン)で注文するアプリはまだそれほど普及していません。これといった有名アプリもありません。

逆に大手企業などが、自社アプリを提供しているケースが多いですね。マクドナルドとかスターバックスなどです。店内、店外でも注文ができて、テイクアウトでもイートインでも両方できるタイプですね。

○マクドナルドの例

実際に、マクドナルドのモバイルオーダーアプリを使ってみました。

マクドのモバイルオーダーいいですね。なにがいいって、店外で注文を終えておいて、店内に入る瞬間に注文を確定させます。

そうすると、右下の写真みたいに「M69」の番号で、注文がさっと入ります。レジの渋滞に並ばなくていいのが素晴らしい。そして作り置きじゃなくて、今から作るところもよかったですね。

とはいっても、小規模店舗がマクドのように自社アプリを作れるわけではありません。既存のアプリにのっかって使っていくことになるでしょうね。

どんなお店から導入されるかというと、店員の少ないラーメン屋さんなどで、昔なら自販機を置こうか、と考えていたお店は、イートインでもモバイルオーダーのアプリを導入することがありそうですね。レジよりは売上の集計も楽になりそうですし。

(2)テイクアウトアプリとは

一方、テイクアウトアプリでは、ベンチャーから大手まで出揃ってきました。LINE やPayPayといった、既存のキャッシュレス大手が最終的には強くなるかもしれませんね。

しかし、現時点では、menuやPICKSの方が登録店舗も多そうです。また、利用者数は公表されていないのでわかりませんが、私が全部登録して使ってみようとしたところ、PayPayはまだ店舗が少なくて使えず。LINEもFC大手のお店が多く、消費者としては、menuとかPICKSの方が試してみたくなりました。

一方で、LINEやPayPayはすでにキャッシュレス登録しているユーザは、新しく決済の登録がいらないので使い始めやすいですね。PICKSやmenuだと、クレカなどの最初の登録がハードルになるかもしれません。

テイクアウトアプリについては、画面をキャプチャしたものを、冒頭の動画で紹介していますので、ぜひみてください!

テイクアウトアプリの利用状況

各社がテイクアウトアプリでしのぎを削っています。例えば、こんな記事も。

テークアウト拡大 競争激化 サービス各社、加盟店獲得へ スマホ決済と連携も
https://www.sankeibiz.jp/business/news/200616/bsj2006160500001-n1.htm

いろんなお店が、テイクアウトアプリ使い始めました!というプレスリリースも多数出ています。例えば以下のようなところ。

6/15 「サラベス」ルミネ新宿店 テイクアウト・デリバリーアプリ『menu』を導入
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000710.000018232.html

テイクアウトアプリの活用の前に、GoogleMapには必ず登録しよう!

このように、テイクアウトアプリの今後が期待できますが、アプリを使う前に、Googleの地図でもテイクアウト情報がよく目立つようになっています。登録は無料ですから、これだけは必ず登録しておきたいですね。

Google マップでテイクアウト対応の飲食店がワンタッチで検索可能にhttps://honichi.com/news/2020/06/15/coronavirusgooglemap/

まとめ

 テイクアウトアプリは徐々に広がりつつあるものの、現時点では、キャッシュレスのように多くの人が使っているものではありません。テイクアウトアプリを入れたからといって、急速に売上が伸びるものではないでしょう。しかし、今は過渡期であり、今後、急速に伸びる可能性はあります。ライバルのお店が取り組む前に、まずは試してみるのがいいでしょう。

 ただし、テイクアウトアプリを導入すると、注文が入ってないかを確認して、指定時間までに作っておく業務が発生します。テイクアウトアプリで注文したのに、来店時にまだお料理ができていなければお客様の評価は下がってしまいます。導入するなら確認ミスなどが発生しないように、店内の役割を決めて、確実に業務をこなしていきましょう。

 なお地方の街であるほど、テイクアウトアプリに登録されているお店は少ないです。そのため、登録しておけば、利用者の目に自店が触れる可能性は高まります。コストも、現時点では無料のものが多いのですので、チャンスと言えるでしょう。

 キャッシュレス黎明期と同じく、テイクアウトアプリも今の最初のうちに参入しておいた方が、お店にとっても売上アップの可能性が出てきますし、テイクアウトの注文をとる業務を効率的にこなすことにもつながるのではないでしょうか。

参考記事:非対面型ビジネスモデルへの転換

東京都も非対面型に転換する際の補助金を出しています

非対面型サービス導入支援事業です。動画で解説しています。

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Posted by tomoyamurakami