読感42「きみのともだち」重松清
きみの友だち 重松 清 4.5点
あかん、お風呂で読んでたら上がれなくなりました。
号泣です。ま、ちょっと、くさいところも多いけど、
主人公は恵美ちゃんだろうけど、各話、いろんな少年少女の悩みが出てきます。
どんくさくて、はぶられる 子
腰ぎんちゃくすぎて、グループから追放された 子
スポーツ万能だけど、嫉妬から脱却できない 子
何が解決するわけではないけど、ちょっと考えたり、行動する方向を変えるだけで
強く生きていけるんだなあと思いました。
わたしは、あんまり、小学校、中学高の思い出がなくて、今では記憶も朧げです。
たくさんの思いではあっただろうけど、一つの深い思いを
つくることができなかったのかなあ。。。
読んでて息苦しいんだけど、その情景がスナップショットのように浮かび上がってきて
美しい本です
わたしも デジカメでパシャパシャしたくなりました
嬉しいこと、つらいことがいっぱいあったから、「友だち」の意味がわかった――痛みや喪失を乗りこえ、少女たち、少年たちはやがて…。珠玉の長編小説!