Fable5再開!〜アンソロピックの最新AIが日本でも再開される


Anthropicは4月に「Mythos(ミュソス)」という非常に高性能なモデルを発表しましたが、サイバーセキュリティ面での悪用リスクを心配して、一部の提携企業だけに提供を限定していました。
その後、6月9日に、Mythosを一般向けに調整した「Claude Fable 5」を公開しました。これはサイバーセキュリティ・生物・化学などの高リスク分野では回答をブロックし、代わりにOpus 4.8が答える、という安全策(ガードレール)を組み込んだうえでの公開でした。
ところが、ここで問題が起きます。公開からわずか3日後、トランプ政権が輸出管理(export control)の指令を出したため、Anthropicはモデルを停止せざるを得なくなりました。理由は「Fable 5の安全策が簡単に回避されうる」という報告があったためです。
なぜ再開できたのか
ここが今回のポイントです。停止後、Anthropicはずっとトランプ政権と交渉を続けていました。そしてここ1週間ほどで交渉が好転し、火曜の夜に規制が解除されるに至りました。
具体的には、米商務省(Department of Commerce)がFable 5とMythos 5への輸出規制を解除した、という通知をAnthropicが受け取ったことがきっかけです。
その背景として、商務長官のラトニック氏が金曜の書簡で「Anthropicは米政府と協力してFable 5とMythos 5に関するリスクに取り組み、大きな進展があった。さらにAnthropicは、プロトコルや基準、リリースについて米政府と協力することを約束した」と述べています。
つまり、ざっくり言うと 「Anthropicが政府と協力して安全面の懸念に対応し、今後のルール作りにも協力すると約束した結果、規制が解かれた」 ということです。
こうした流れを経て、Anthropicは「アクセスの復旧を明日から始める」と発表し、ユーザーは7月1日(水)にFable 5を再び使えるようになる予定です。なお、より限定的なMythos 5については、6月26日に先に規制が緩和されていました。
ひとつ注意点
背景をもう少し正確にお伝えすると、少し前の報道では国防総省(ペンタゴン)と国家安全保障局(NSA)の承認がまだ必要で、結果は不透明という段階でした。直近で商務省が規制を解除したことで前進した形ですが、こうした政府との調整が絡む話は今後も細かい条件が変わる可能性があります。最新の正確な状況は、Anthropicの公式発表を確認されるのが確実です。
補足すると、この件はAnthropicが上場(IPO)準備を進めている時期とも重なっていて、注目度の高いニュースになっています。ご質問の「なぜ再開できたのか」の核心は、政府との交渉が進み、商務省が輸出規制を解除したから、という点になります。
しかし、どう見てもタイトルは漫画が再開されたみたいだ。。

そんなところで

