再現答案作成の重要性(中小企業診断士2次試験)

2021年11月8日

中小企業診断士の2次試験が受験が終わって、ほっと一息というところでしょうが、 必ず、今やるべきことがあります。


それが「再現答案の作成」です。

私は、受験の初年度は作りませんでした。(作れませんでした)
終わったばかりですっかり真っ白になってしまいました。
また、手順が確立されていなかったために、再現しようとしてもちょっと難しいレベルだったと思います。

しかし(2-4回目)それ以降は、試験が終わってから3日以内に再現答案を作っています。 再現答案を作る目的は、3つあると思います。

(1)口述試験対策のため

まず、合格された方にとっては、2次筆記合格発表後、すぐに口述試験がやってきます。
口述試験では、与件や設問は当然、頭の中に入っているものとして質問がなされます。(試験官は、受験生の答案には目を通して、 出来が良くなかった2教科について質問をするとの噂もあります。)
2ヶ月後に慌てて作ろうとしても、なかなか内容が思い出せませんので、 なるべく早く作って準備しておくことをおすすめします。

(2)再受験の最初の一歩

次に、残念な結果に終わった方にとっては、受験を再スタートするにあたって
今年の結果を見直す必要があります。何が足らなかったのか?これを振り返るためには自身の本番での解答内容を最初に振り返り、そこから対策を立案していくことが必要になります。


予備校の答案練習などでは、必ず自分の解答を振り返って復習されると思いますが、何よりの教材は、本番での自分自身の再現答案だと思います。 翌年受験する際に直前に、去年の再現答案をみなおして、ふふ、おら成長した!と思えること間違いなしです。

(3)成果測定は診断士の基本

最後に、診断士として、今後活動していくためにも必要なことだと思います。
1年(もしくはそれ以上の期間を)かけて、自分に不足する内容を分析し、
様々な対策をうってきたはずです。再現答案を作らずに、振り返りを行わないと、 対策の効果がしっかり本番に反映していたか確認できません。


提案だけをして、効果を確認しないダメなコンサルタントになってしまいます。
診断士としての第1歩として、まずは受験の総括としてやってみるべきだと思います。

過去の再現答案

2007年 事例3 生産事例

2007年 事例4 財務事例

2007年 事例1 組織事例 骨子

そんなところで。