企業経営理論 H20年度 第4問

第4問

企業の成長をめぐる戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 自社が優位を占める成長分野への他社の参入を防ぐために、積極的に生産の増 強を図ったり、広告宣伝などのマーケティング活動を展開して、市場支配力を強 める戦略を追求する。
  2. 社内の研究開発能力が不十分な場合、外部から技術導入を図ったり、重要な技 術部品を社外から調達せざるをえないので、低価格戦略しかとりえなくなる。
  3. 多角化は成長には有効であるが、総花的な戦略を強めて、企業の競争優位を喪 失させるので、収益を悪化させることになる。
  4. リストラクチャリングは自社の強みを喪失させるので、既存事業分野の価格競 争や技術開発競争が激化しているときには回避しなければならない。 ― 3― ◇M3(743―50)
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正解:

解答:ア

〔リード〕企業の成長戦略に関する記述。「最も適切」を選ぶ。

  • ア(○):自社が優位な成長分野で、生産増強や広告・マーケティング活動により市場支配力を強め、他社の参入を抑える戦略は、参入障壁の構築・先行者優位の確立として合理的。成長戦略の説明として適切。
  • イ(×):研究開発力が不十分で外部から技術導入・部品調達せざるを得ないとしても、それが直ちに「低価格戦略しかとりえない」とはならない。外部資源を活用しつつ差別化やブランドで競争する余地は十分あり、断定が誤り。
  • ウ(×):多角化が必ず総花的になり競争優位を喪失させ収益を悪化させる、と断定するのは誤り。関連多角化によるシナジー追求など、適切な多角化は成長と収益向上に寄与しうる。
  • エ(×):リストラクチャリング(事業再構築)は不採算事業の整理や経営資源の再配分により競争力を高める手段であり、「自社の強みを喪失させるので回避しなければならない」とはいえない。競争激化時こそ有効な場合がある。

よって、最も適切な

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