第1問
多角化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 企業における多角化の程度と収益性の関係は、その企業が保有する経営資源に かかわらず、外部環境によって決定される。
- イ 情報的経営資源は、複数の事業で共有するとその価値が低下するため、多角化 の推進力にはならない。
- ウ 多角化の動機の1 つとして、社内に存在する未利用資源の活用があげられる。
- エ 多角化は規模の経済を利用するために行われる。
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正解:ウ
解答:ウ
多角化の動機・メカニズムを問う基本問題。未利用資源(特に情報的経営資源)の有効活用が多角化の代表的動機。
- ア(×):多角化と収益性の関係は、外部環境だけでなく、その企業が保有する経営資源(とりわけ情報的経営資源)の量と質に強く依存する。経営資源にかかわらず外部環境のみで決まるとはいえない。
- イ(×):情報的経営資源(技術・ノウハウ・ブランド等)は、複数事業で同時多重利用してもその価値が減らない(むしろ蓄積・強化される)という特性をもつ。だからこそ多角化の推進力になる。
- ウ(○):規模に対して相対的に過剰となった未利用資源を他事業へ振り向けることは、多角化の代表的動機の1つ。記述は適切。
- エ(×):規模の経済は同一事業の生産量拡大によるコスト低減であり、多角化(複数事業展開)の根拠は「範囲の経済」や未利用資源の活用である。
よって ウ。