第30問
次の文章は、ブランドの機能について記述したものである。空欄A 〜D に入る 語句の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。 ブランドは製品やその販売者を識別する印として A の基礎となると同時 に、製品に関する責任の所在を明確にすることで品質や機能を保証する役割を果た す。これがブランドの基本機能であるが、優れたブランドが有する機能はこれだけ にとどまらない。 たとえば、これまでに食品や飲料のブラインド・テストでたびたび示されてきた ように、ブランドが消費者の B を変化させることがある。また、「○○な らば耐久性は心配ないだろう」というように、購買行動における消費者の情報処理 をブランドが単純化することもある。 こうしたブランドの諸機能によって、競合他社に対して個別市場を形成すること で C が可能になる。また、消費者の D を形成することで、流通組 織化の基盤をつくることができる。 U解答群W
- ア A:差別化 B:態度 C:プレミアム価格 D:ブランド・アイデンティティ
- イ A:差別化 B:知覚 C:プレミアム価格 D:ブランド・ロイヤルティ
- ウ A:市場細分化 B:態度 C:価格競争 D:ブランド・アイデンティティ
- エ A:市場細分化 B:知覚 C:価格競争 D:ブランド・ロイヤルティ DKJC-1C
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕ブランドの諸機能を問う空欄補充。ブランドは識別の印として競合との「差別化(A)」の基礎となる。ブラインド・テストで示されるのは、ブランド情報が味などの「知覚(B)」を変化させる効果。個別市場を形成することで「プレミアム価格(C)」が可能になり、消費者の「ブランド・ロイヤルティ(D)」を形成して流通組織化の基盤をつくる。よって A=差別化、B=知覚、C=プレミアム価格、D=ブランド・ロイヤルティ。
- ア(×):B=態度、D=ブランド・アイデンティティが不適切。ブラインド・テストで変化するのは知覚であり、流通組織化の基盤となるのはロイヤルティ。
- イ(○):A=差別化、B=知覚、C=プレミアム価格、D=ブランド・ロイヤルティ。すべて整合する正しい組み合わせ。
- ウ(×):A=市場細分化、C=価格競争が不適切。ブランドは差別化により価格競争を回避してプレミアム価格を実現する。
- エ(×):A=市場細分化、C=価格競争が不適切。識別の印が直接もたらすのは差別化であり、個別市場形成で可能になるのはプレミアム価格。
よって イ。