第7問
戦略事業単位とプロダクト・ポートフォリオ・マトリックスに関する記述とし て、最も適切なものはどれか。
- ア 資金の投入によって成長市場で競争優位の実現を期待できる「金のなる木」の選 択は重要であり、競争優位性を期待できない「負け犬」事業からは事業担当者への
- イ ンセンティブを考慮して撤退を検討する必要がある。
- ウ 戦略事業単位の責任者は、当該事業の成功に必須の技術、製造、マーケティン グに関して、計画の範囲内で自由に対処できる。
- エ 「花形商品」の事業は、「負け犬」ではなく「問題児」の中の特定の事業に対する集 中的な投資の主要な資金供給源として重要である。
- オ プロダクト・ポートフォリオ・マトリックスの考え方は、外部からの資金調達 を考慮して低コスト戦略を重視している。
- プロダクト・ポートフォリオ・マトリックスの考え方は、主として事業の財務 面だけではなく、事業間のマーケティングや技術に関するシナジーも重視してい る。 DKJC-1C
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正解:イ
解答:イ
〔リード〕PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス)は、市場成長率と相対的市場シェアの2軸で「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」に分類。「金のなる木」が資金を生み「問題児」へ投資する資金循環が要点。財務面(資金の流れ)に着目し、シナジーは考慮しない。
- ア(×):「金のなる木」は低成長・高シェアで安定的に資金を生む事業であり、「成長市場で競争優位の実現を期待できる」のは花形・問題児に関する説明。記述が誤り。
- イ(○):戦略事業単位(SBU)の責任者は、当該事業の成功に不可欠な技術・製造・マーケティングについて、計画の範囲内で自律的に対処できる。SBUの定義として適切。
- ウ(×):集中的投資(問題児)の主要な資金供給源は「金のなる木」であり、「花形商品」ではない。資金循環の理解が誤り。
- エ(×):PPMは外部からの資金調達ではなく、社内(事業間)の内部資金の最適配分を前提とする考え方。記述が誤り。
- オ(×):PPMは主として事業の財務面(資金の流れ)に着目した分析であり、事業間のマーケティングや技術のシナジーは考慮しない点が限界として指摘される。「シナジーも重視」は誤り。
よって イ。