財務・会計 H20年度 第22問

第22問

設備投資のキャッシュ・フローを予測する際の説明として、最も適切なものはど れか。

  1. 貸し付けている土地の貸借契約を解除し、そこに工場建設をする場合、この受 取地代を反映させる必要はない。
  2. 新製品投資によって、既存の製品のキャッシュ・フローが減少する場合、減少 するキャッシュ・フローは新製品投資のキャッシュ・フローに反映させる。
  3. 投資の資金調達から生じる支払利息はキャッシュ・フローに反映させる。
  4. 未使用の土地に工場建設をする場合、未使用の土地は簿価で評価して投資額に 反映させる。 ― 16― ◇M2(743―43)
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正解:

解答:イ

〔リード〕 設備投資のキャッシュ・フロー(CF)予測では、(1)その投資を行うことで増減する差額(増分)CFを対象とし、(2)機会費用を含め、(3)資金調達に伴う支払利息はCFに含めず割引率で考慮する、という原則がある。

  • ア(×):土地の賃貸借契約を解除して工場を建てる場合、失う受取地代は機会費用として投資のCFに反映させる必要がある。「反映させる必要はない」は誤り。
  • イ(◯):新製品投資が既存製品のCFを減少させる(共食い・カニバリゼーション)場合、その減少分は当該投資の増分CFに反映させる。正しい。
  • ウ(×):資金調達から生じる支払利息は、資本コスト(割引率)に織り込んで評価するため、CF自体には反映させない。二重計算を避けるための原則で、記述は誤り。
  • エ(×):未使用の土地でも、他に転用・売却できる価値があるため**機会費用(時価)**で評価して投資額に反映すべき。簿価評価は誤り。

よって

#キャッシュフロー#投資意思決定・NPV#資本コスト・WACC#資金調達・配当政策

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