財務・会計 H20年度 第6問

第6問

以下に掲げる当期のキャッシュ・フロー計算書(単位:千円)に基づいて、下記の 設問に答えよ。 キャッシュ・フロー計算書 営業活動によるキャッシュ・フロー 税引前当期純利益 25,000 減 価 償 却 費 8,000 貸倒引当金の増加額 A 受取利息及び受取配当金 -4,300 支 払 利 息 7,200 有形固定資産売却益 B 売上債権の増加額 -10,000 たな卸資産の減少額 6,000 仕入債務の減少額 -17,000 小 計 ( ) 利息及び配当金の受取額 4,700 利 息 の 支 払 額 -6,200 法人税等の支払額 -9,000 営業活動によるキャッシュ・フロー 3,000 (以 下 省 略) (

設問1

) 空欄AとBに入る数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。

  1. A:-600 B:-2,000
  2. A:-600 B: 2,000
  3. A: B:-2,000
  4. A: B: 2,000 ― 4― ◇M2(743―31) (

設問2

) 当期の営業損益に関するデータは次のとおりである。営業収入と原材料又は商 品の仕入れによる支出の金額(単位:千円)の組み合わせとして、最も適切なもの を下記の解答群から選べ。 (単位:千円) 売 上 高 220,000 売 上 原 価 160,000 販売費及び一般管理費 34,100 営 業 利 益 25,900 営業損益に関するデータ

  1. 営業収入:190,000 原材料又は商品の仕入れによる支出:171,000
  2. 営業収入:190,000 原材料又は商品の仕入れによる支出:183,000
  3. 営業収入:210,000 原材料又は商品の仕入れによる支出:171,000
  4. 営業収入:210,000 原材料又は商品の仕入れによる支出:183,000 ― 5― ◇M2(743―32)
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=ウ、設問2=ウ

設問1(ウ)

〔リード〕 営業CF(間接法)の「小計」を逆算して空欄を求める。小計より下は「利息配当金受取4,700・利息支払−6,200・法人税等支払−9,000」なので、 小計 = 営業CF3,000 − 4,700 + 6,200 + 9,000 = 13,500

小計は次式: 25,000+8,000+A−4,300+7,200+B−10,000+6,000−17,000 = 13,500 → 14,900 + A + B = 13,500 → A+B = −1,400。

  • A=貸倒引当金の増加額:非資金費用の戻しなので加算(プラス)→ +600
  • B=有形固定資産売却益:投資CFへ振替えるため営業区分では減算(マイナス)→ −2,000
  • 検算:600+(−2,000)=−1,400で一致。

選択肢のうち A:600、B:−2,000 の組み合わせが該当(ウ)。

  • ア(×):A−600。引当金増加は加算すべきで符号誤り。
  • イ(×):A−600・B2,000。両方とも符号誤り。
  • ウ(◯):A600・B−2,000。
  • エ(×):B2,000。売却益は減算すべきで誤り。

設問2(ウ)

〔リード〕直接法での各項目を計算する。

  • 営業収入 = 売上高220,000 − 売上債権の増加10,000 = 210,000

  • 商品仕入れによる支出 = 売上原価160,000 − たな卸資産の減少6,000 + 仕入債務の減少17,000 = 171,000

  • ア(×):営業収入190,000。売上債権の増減方向を誤っている。

  • イ(×):190,000/183,000。営業収入・支出とも誤り。

  • ウ(◯):営業収入210,000/仕入支出171,000。

  • エ(×):支出183,000。たな卸資産・仕入債務の符号処理を誤り。

よって 設問1=ウ、設問2=ウ

#簿記・決算#財務諸表・会計基準#税務・税効果#キャッシュフロー

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