第15問
リーダーシップ理論に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア PM 理論によれば、有効なリーダーシップスタイルは、P(目標達成度)とM (集団維持機能)の関係および組織形態によって変わるという。
- イ パス-ゴール理論によれば、フォロワーのタスク特性からあいまいさを排除 し、タスク自体から得られる満足度を最大化するリーダーシップスタイルが望ま しいという。
- ウ フィードラーのコンティンジェンシー理論によれば、友好的で開放的なリー ダーシップスタイルが望ましい成果を生むという。
- エ リーダーシップに関するオハイオ研究によれば、参加型のリーダーシップが、 専制型のリーダーシップよりも望ましいという。
- オ リッカートによれば、支持的関係の原理や連結ピン機能が、媒介変数である従 業員の信頼感や高い業績目標設定に影響を与え、その結果として生産性や欠勤率 に影響を及ぼすという。 ― 22― ◇M3(743―69)
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正解:オ
解答:オ
〔リード〕リーダーシップ理論に関する記述。「最も適切」を選ぶ。
- ア(×):PM理論(三隅二不二)は、P(目標達成機能)とM(集団維持機能)がともに高いPM型が最も有効とする普遍的理論であり、「組織形態によって有効なスタイルが変わる」というコンティンジェンシー的説明は不正確で誤り。
- イ(×):パス−ゴール理論は、状況(部下特性・タスク環境)に応じてリーダーが進路を示し報酬への道筋を明確化する理論。タスクのあいまいさが高いときに指示型が有効など状況依存であり、「あいまいさを排除しタスク自体の満足を最大化するスタイルが望ましい」と一義的に述べるのは誤り。
- ウ(×):フィードラーのコンティンジェンシー理論は、状況の好意性に応じてタスク志向型と人間関係志向型のどちらが有効かが変わるとする。「友好的で開放的なスタイルが(常に)望ましい」という普遍的記述は誤り。
- エ(×):オハイオ研究は「構造づくり」と「配慮」の2次元でリーダー行動を捉えるもので、「参加型が専制型より望ましい」と結論づける研究ではない。誤り。
- オ(○):リッカートのシステム4論は、支持的関係の原理や連結ピン機能が、媒介変数(従業員の信頼感・高い業績目標設定など)に作用し、結果として生産性・欠勤率といった成果変数に影響するとする。因果連鎖の説明として適切。
よって、最も適切な オ。