企業経営理論 R07年度 第6問

第6問

企業間の連携戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. TOB とは、買収者が対象企業の株式を公開市場で株主から買い付ける手法の ことを指す。
  2. 経営陣が中核となって既存株主から株式を買い取ることをMBO と呼ぶが、 MBO は上場企業では起こるが、非上場企業では起こらない。
  3. 仕入先の事業を買収し、事業のバリューチェーンの変革を目指す買収を水平的 M&A と呼ぶ。
  4. ジョイントベンチャーは、M&A よりも当事者同士で共有できる情報の範囲が 広く範囲の経済を享受できるので、より大きな相乗効果が期待される。
  5. ベンチャー企業が開発した革新的な技術やビジネスモデルを取り込み、自社の 既存事業との間でシナジーを発現させることなどを目的に、事業会社がベン チャー企業に投資をすることをCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル) と呼ぶ。
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正解:

解答:オ

M&Aやアライアンスに関する用語の正確な理解を問う。

  • ア(×):TOB(株式公開買付け)は「公開市場(取引所)」で買い付ける手法ではなく、買付期間・価格・株数を公告し、取引所外で不特定多数の株主から買い集める手法である。「公開市場で買い付ける」とする点が誤り。
  • イ(×):MBOは経営陣が自社株を買い取る手法で、上場企業の非公開化だけでなく、非上場企業の事業承継などでも広く行われる。「非上場企業では起こらない」は誤り。
  • ウ(×):仕入先(川上)の事業を買収しバリューチェーン上の異なる段階を取り込むのは「垂直的M&A」。同業を統合する「水平的M&A」ではない。
  • エ(×):一般に共有できる情報の範囲が広く深い相乗効果が見込めるのはM&A(完全統合)のほうである。ジョイントベンチャーはM&Aより関与・統合の度合いが限定的で、共有範囲はむしろ狭い。記述は逆。
  • オ(○):CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)は、事業会社がベンチャー企業の技術・ビジネスモデルを取り込み既存事業とのシナジーを狙って投資する活動であり、定義として正しい。

よって

#経営戦略・全社戦略#競争戦略#M&A・提携#消費者行動

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