財務・会計 R04年度 第18問

第18問

企業価値評価における割引超過利益モデルに関する記述として、最も不適切なも のはどれか。

  1. クリーン・サープラス関係が成り立つ場合、配当性向が高いほど株式価値は高 くなる。
  2. クリーン・サープラス関係が成り立つ場合、配当割引モデルから割引超過利益 モデルを導出することができる。
  3. 将来の配当がゼロの場合でも株式価値を求めることができる。
  4. 毎期の予想利益が、自己資本に自己資本コストを乗じた額を上回るならば、株 式価値は当期自己資本簿価を上回る。
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正解:

解答:ア

割引超過利益モデル(残余利益モデル)は、株式価値=当期自己資本簿価+将来の超過利益(残余利益=予想利益-自己資本×自己資本コスト)の割引現在価値、で表す。クリーン・サープラス関係(当期純利益=純資産増減+配当)を前提とする。最も不適切なものを選ぶ。

  • ア(×・最も不適切=正解):クリーン・サープラス関係のもとでは配当政策は株式価値に影響しない(MMの配当無関連命題と整合)。配当性向が高いほど株式価値が高くなるという関係はない。
  • イ(○):クリーン・サープラス関係を用いれば、配当割引モデルを変形して割引超過利益モデルを導出できる。
  • ウ(○):超過利益(残余利益)に基づくため、将来配当がゼロの場合でも株式価値を求められる。
  • エ(○):毎期の予想利益が「自己資本×自己資本コスト」を上回る(=残余利益がプラス)なら、株式価値は当期自己資本簿価を上回る。

よって、不適切な記述は

よって

#投資意思決定・NPV#資本コスト・WACC#資金調達・配当政策#企業価値評価

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