企業経営理論 R02年度 第35問

第35問

ソサイエタル・マーケティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 「啓発された自己利益(enlightened self-interest)」の考え方のもとで行われる社 会貢献活動であるため、長期的あるいは間接的にも企業やブランドのイメージ、 ブランド・ロイヤルティといったマーケティング成果への効果は期待されていな い。
  2. 消費者の長期的な利益あるいは社会的利益に配慮してマーケティングを行うと いうことだけでなく、それを企業の長期的な経営計画と統合することを目指す マーケティングはサステイナブル・マーケティングと呼ばれるが、これとソサイ
  3. タル・マーケティングは同義で使われている。
  4. 製品の売上の一定額を社会的課題の解決のために寄付する行為はコーズリレー テッド・マーケティングとも呼ばれ、実務において社会的価値と密接に結びつけ られたソサイエタル・マーケティングの一部である。
  5. 病院、大学、協会、NGO などの非営利組織で培われた考え方を営利組織にも 適用したマーケティングである。
▼ 解答・解説を見る

正解:

解答:ウ

ソサイエタル・マーケティング(社会志向のマーケティング)に関する問題。

  • ア(×):「啓発された自己利益」の考え方に基づく社会貢献は、長期的・間接的にブランドイメージやロイヤルティの向上につながることを期待して行われる。「効果は期待されていない」は誤り。
  • イ(×):サステイナブル・マーケティングは社会的配慮を長期経営計画と統合する考え方で、ソサイエタル・マーケティングと完全に「同義」とまではいえず、不正確。
  • ウ(○):売上の一定額を社会的課題の解決に寄付する行為はコーズ・リレーテッド・マーケティングと呼ばれ、社会的価値と結びついたソサイエタル・マーケティングの一形態であり、正しい。
  • エ(×):非営利組織で培われた考え方を営利組織に適用するのは「ソーシャル・マーケティング(非営利マーケティングの応用)」に近い説明で、ソサイエタル・マーケティングの定義として適切でない。

よって

#マーケティング戦略#製品・ブランド戦略#消費者行動

← 企業経営理論の一覧へ戻る