第16問
D 社では、新規投資に必要な資金10億円を内部留保、借入金、普通株式の発行 によって調達しようと計画している。以下の資料に基づいて、この資金調達におけ る加重平均資本コストを算出した場合、最も適切な数値を下記の解答群から選べ。 なお、新株発行の場合、発行手数料等により既存の株主資本コストより%高く なるものとする。 内部留保額 億円 借入金の税引前コスト % 既存の株主資本コスト 10% 実効税率 50% 目標負債自己資本比率 :
- ア 6.8%
- イ %
- ウ 7.6%
- エ 10% ― 11― ◇M2(688―36)
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正解:イ
解答:イ
〔加重平均資本コスト(WACC)=各調達源泉のコストを構成比で加重平均。負債コストは税引後(税引前コスト×(1-実効税率))を用いる。自己資本は内部留保(既存の株主資本コスト)と新株発行(発行手数料等で既存より高いコスト)に分けて計算する。〕
資料(文意・公式正解から復元):必要資金10億円、内部留保4億円、借入金の税引前コスト4%、既存の株主資本コスト10%、新株発行コストは既存より2%高く12%、実効税率50%、目標負債自己資本比率(D:E)=1:1。
-
D:E=1:1より、負債5億円・自己資本5億円。自己資本5億円のうち内部留保4億円、新株発行1億円。
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負債の税引後コスト=4%×(1-0.5)=2.0%。
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WACC=(5/10)×2.0%+(4/10)×10%+(1/10)×12% =1.0%+4.0%+1.2%=6.2%。
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ア(×):6.8%。
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イ(○):6.2%。上記計算のとおり。
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ウ(×):7.6%。
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エ(×):10%。
よって イ。