第27問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 多くの製品がコモディティ化している今日の成熟市場では、消費者にとって価値 ある ブランドを創造・提供することが重要である。顧客ベースのブランド・エクイ ティという概念によれば、ブランドの強さは消費者の A によって決まる。 A は、 B と C というつの次元から構成される。強い ブランドを構築するためには、 ブランド要素の選択、支援的マーケティング・プロ グラムの開発、二次的な連想の活用によって、深く広い B と、強く、好ま しく、ユニークな C を獲得する必要がある。 (設問) 文中の空欄A~Cにあてはまる語句の組み合わせとして最も適切なものはどれ か。 ア A:ブランド・アイデンティティ B:ブランド知識 C:ブランド・イメージ イ A:ブランド・イメージ B:ブランド知識 C:ブランド・ロイヤルティ ウ A:ブランド・ロイヤルティ B:ブランド認知 C:ブランド知識 エ A:ブランド知識 B:ブランド認知 C:ブランド・イメージ オ A:ブランド認知 B:ブランド・アイデンティティ C:ブランド・ロイヤルティ ― 28― ◇M3(688―73) (設問) 文中の下線部に関する記述として、最も不適切なものはどれか。 ア 成功している既存ブランドを利用することで、迅速かつ低コストで新製品を 導入することができる。 イ 製品ミックスの整合性が低下するほど、企業ブランドによって製品の意味を 明確化する必要がある。 ウ プライベート・ブランドは、ナショナル・ブランドと比べて、売上高に占め る販売管理費が低いため、相対的に高い粗利益率を確保できる。 エ ブランドによって、製品に対する消費者の知覚が変化することがある。 オ ブランドの最も基本的な機能は、ある企業の製品を他の企業の製品から区別 する識別機能である。 (設問) 文中の下線部に関する以下の文章の空欄A~Cにあてはまる語句の組み合わ せとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。 ブランドは様々な要素から構成され、それらによって消費者はブランドを知覚 する。 A は視覚と聴覚に訴求することができるとともに、言語的な意味性も 備えることができる。 B は聴覚のみへの訴求だが、言語的な意味性は高 い。 C は、視覚だけでなく触覚にも訴求できる点に特徴がある。
- ア A:キャラクター B:パッケージ C:スローガン
- イ A:ジングル B:キャラクター C:ロゴ
- ウ A:パッケージ B:スローガン C:ジングル
- エ A:ブランド・ネーム B:ジングル C:スローガン
- オ A:ブランド・ネーム B:スローガン C:パッケージ ― 29― ◇M3(688―74)
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正解:エ
解答:エ
〔リード〕Kellerの顧客ベースのブランド・エクイティ(CBBE)に関する設問。ブランドの強さは消費者の「ブランド知識(A)」によって決まり、ブランド知識は「ブランド認知(B)」と「ブランド・イメージ(C)」の2次元から構成される。強いブランド構築には、深く広いブランド認知と、強く・好ましく・ユニークなブランド・イメージを獲得する必要がある。これに合致するのは A:ブランド知識/B:ブランド認知/C:ブランド・イメージ の組み合わせ。
- ア(×):Aを「ブランド・アイデンティティ」とする点が誤り。CBBEの最上位概念はブランド知識。
- イ(×):Aを「ブランド・イメージ」、Cを「ブランド・ロイヤルティ」とする点が誤り。
- ウ(×):Aを「ブランド・ロイヤルティ」とする点が誤り。
- エ(○):A=ブランド知識、B=ブランド認知、C=ブランド・イメージ。Kellerの枠組みに合致し最も適切。
- オ(×):Aを「ブランド認知」とする点が誤り。認知はブランド知識の下位次元。
なお本問にはブランドの機能や、ブランド要素(ブランド・ネーム=視覚と聴覚+言語的意味性、ジングル=聴覚のみ+言語的意味性が高い、パッケージ=視覚+触覚に訴求)に関する小問も含まれるが、本ファイルの公式正解は エ。
よって エ。