財務・会計 H21年度 第3問

第3問

期末現在において保有する有価証券の内訳は次のとおりである。貸借対照表の純 資産の部に計上されるその他有価証券評価差額として、最も適切なものを下記の解 答群から選べ(単位:千円)。 (単位:千円) 銘 柄 取得原価 時価評価額 備 考 A 社株式 1,800 2,100 売買目的で保有 B 社社債 1,700 1,800 満期保有目的で保有 C 社株式 6,000 6,100 関連会社株式 D 社株式 4,000 4,600 持ち合い株式 E 社株式 3,500 1,000 持ち合い株式、時価の著しい下落の 回復は不明

  1. -2,000
  2. -1,800
  3. ― 3― ◇M2(557―31)
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正解:

解答:エ

〔リード〕「その他有価証券評価差額」として純資産の部に計上されるのは、保有目的がその他有価証券に区分される銘柄の時価評価差額のみ。各銘柄を区分して判定する。

  • A社株式(売買目的):売買目的有価証券は評価差額を当期の損益に計上。純資産には含めない。
  • B社社債(満期保有目的):原則として取得原価(または償却原価)評価で、時価評価しない。含めない。
  • C社株式(関連会社株式):子会社・関連会社株式は原価評価。含めない。
  • D社株式(持合株式=その他有価証券):4,000 → 4,600、評価差額 +600。純資産に計上。
  • E社株式(持合株式=その他有価証券、時価の著しい下落・回復不明):時価1,000は取得原価3,500の50%以上下落し回復見込み不明 → 減損処理により評価差損2,500を当期の損失(特別損失)に計上。純資産の評価差額には含めない。

したがって、純資産の部に計上されるその他有価証券評価差額=D社の +600。公式正解

  • ア(×):−2,000はE社の減損や他銘柄を誤って通算した値。
  • イ(×):−1,800はD社+600とE社の評価差損を相殺した誤り(E社は減損処理)。
  • ウ(×):その他有価証券に該当しない銘柄を含めた誤り。
  • エ(○):その他有価証券に該当するD社のみの評価差額 +600。

よって

#財務諸表・会計基準#連結会計#資金調達・配当政策

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