企業経営理論 H20年度 第12問

第12問

組織における分業のデザインや職務設計に関する記述として、最も適切なものは どれか。

  1. ンパワーメントとは、職務拡大(job enlargement)が進化した形で、個人に 割り当てる職務の幅をプランニング権限にまで広げたものである。
  2. 個人に割り当てる職務をあまり単純な単位に分解すると、単調な作業を繰り返 すだけになるため、職務の幅を広げて多能工化することで、職務充実(job enrichment)を図る必要がある。
  3. 個人の多能工化と品質管理を一体化した生産方式を導入すると、生産数量の頻 繁な変化に柔軟に対応しつつ、低コストで一定以上の品質を維持することができ る。
  4. 職務のプロセスを標準化すると、従業員の専門能力を向上させるとともに、ア
  5. トプットの分散が大きくなり検査コストが増える。
  6. 職務の目標や評価基準を標準化することを通じて、職務のモジュール化が促進 されるため、管理者の調整負担は増えるが、不確実性への対応は容易になる。 ― 19― ◇M3(743―66)
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正解:

解答:ウ

〔リード〕分業のデザイン・職務設計に関する記述。「最も適切」を選ぶ。

  • ア(×):エンパワーメントを「職務拡大(job enlargement)が進化した形」と位置づけるのは不正確。職務拡大は水平的な職務範囲の拡大であり、計画権限まで広げ権限委譲を伴うのは職務充実(job enrichment)の方向。記述が誤り。
  • イ(×):職務の幅を水平的に広げ多能工化するのは「職務拡大(job enlargement)」であり、「職務充実(job enrichment)」ではない。両概念を取り違えており誤り。
  • ウ(○):多能工化と品質管理を一体化した生産方式(セル生産など)を導入すれば、生産数量の変動に柔軟に対応しつつ、低コストで一定以上の品質を維持できる。記述として適切。
  • エ(×):職務プロセスの標準化は専門能力の向上やアウトプットのばらつき低減・検査コスト削減につながる。「アウトプットの分散が大きくなり検査コストが増える」は逆で誤り。
  • オ(×):目標・評価基準の標準化が進むと調整は容易になり管理者の調整負担は軽減される。「管理者の調整負担は増える」は誤り。

よって、最も適切な

#技術経営・イノベーション#組織構造#モチベーション理論

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