財務・会計 H19年度 第15問

第15問

Z 株式株を原資産とするプット・オプション(ヨーロッパ型オプションで権 利行使価格525円)とZ 株式株から成るポートフォリオを所有している投資家が いる。この投資家が、当該ポートフォリオをプット・オプションの満期時に精算す るとき、満期時のZ 株価が500円である場合と600円である場合の収入に関する記 述として、最も適切なものはどれか。ただし、売買手数料、税金は考えないものと する。

  1. 満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき600 円の収入。
  2. 満期時の株価が500円のとき500円の収入、満期時の株価が600円のとき675 円の収入。
  3. 満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき600 円の収入。
  4. 満期時の株価が500円のとき525円の収入、満期時の株価が600円のとき675 円の収入。 ― 13― ◇M2(023―35)
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正解:

解答:ウ

「株式1株+その株式を原資産とするプット・オプション(権利行使価格525円)」のポートフォリオは、プロテクティブ・プットであり、満期時の収入は「max(満期株価, 行使価格525)」となる(下値を行使価格で保証)。プットの保有者は、株価が行使価格を下回れば権利行使し、上回れば放棄する。

満期株価が500円の場合

  • 株価500<行使価格525 → プットを行使し、株式を525円で売却。
  • 収入=525円

満期株価が600円の場合

  • 株価600>行使価格525 → プットは放棄し、株式を市場で600円で売却。

  • 収入=600円

  • ア(×):500円のとき500円の収入とするのはプットを行使しない前提で誤り。

  • イ(×):500円のとき500円、600円のとき675円。いずれも収入の決まり方が誤り。

  • ウ(○):500円のとき525円(行使)、600円のとき600円(放棄)。プロテクティブ・プットの収入と一致。

  • エ(×):600円のとき675円は、行使価格を加算する等の誤った計算。

よって

#証券投資・ポートフォリオ#デリバティブ#企業価値評価

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