経営戦略論
破壊的イノベーション
Disruptive Innovation
概要
既存市場の価値基準を覆し、新たな市場を生み出す革新的な技術や製品。
詳細解説
破壊的イノベーションとは、当初は既存製品に性能面で劣るが、手軽さ・低価格・利便性などの別の価値軸で市場に受け入れられ、やがて既存市場を置き換えるイノベーションである。
既存の優良企業は主要顧客の要求に応え続ける持続的イノベーションに注力するため、破壊的イノベーションに対応が遅れがちとなる。これを「イノベーターのジレンマ」と呼ぶ。
試験対策のポイント
- 暗記必須:クリステンセンが提唱。当初は性能が低く既存顧客には不十分だが、別の価値基準で市場を広げ、やがて主流を置き換える。
- ひっかけ注意:持続的イノベーション(既存価値基準での性能向上)との違いが核心。優良企業が既存顧客重視ゆえに破壊的技術に乗り遅れるのが「イノベーターのジレンマ」。
- 関連づけ:ローエンド型破壊・新市場型破壊の区別も論点。既存の優良企業が合理的に行動するほど破壊されやすい点が重要。
事例・具体例
デジタルカメラがフィルムカメラを、ネットフリックスがレンタルビデオ店を破壊した。当初は画質や品揃えで劣っていたが、利便性で市場を奪った。
提唱者・関連学者
クレイトン・クリステンセンが1997年の著書『イノベーターのジレンマ』で破壊的イノベーションの理論を提唱した。