🏠 総合トップ 中小企業診断士1次試験 用語集 企業経営理論
組織論

官僚制

Bureaucracy

概要

規則・権限の階層構造・文書主義に基づく合理的な組織運営の形態。

詳細解説

官僚制とは、明確な規則、権限の階層構造、文書による記録、専門的な分業などを特徴とする組織の運営形態である。ウェーバーは、合法的支配の最も合理的な形態として官僚制を位置づけた。

官僚制は効率性と予測可能性に優れる一方、形式主義・セクショナリズム・環境変化への対応の遅さなどの逆機能が指摘される。マートンはこれを「官僚制の逆機能」と呼んだ。

試験対策のポイント

  • 暗記必須:ウェーバーが提唱。規則による職務遂行・権限の階層・文書主義・専門化・非人格性(個人感情の排除)が特徴。
  • 頻出ポイント:合理的・効率的な組織形態だが、「官僚制の逆機能」(マートン)として規則万能・形式主義・セクショナリズムなどの弊害も問われる。
  • 関連づけ:規則順守が自己目的化する「目標の転移」が逆機能の代表例。安定環境に適し、変化への対応は苦手。

事例・具体例

大企業の本社組織や政府機関は官僚制的な特徴を持つ。稟議制度や決裁権限の明確化は官僚制の典型であり、効率的だが意思決定が遅くなりがちである。

提唱者・関連学者

マックス・ウェーバーが近代官僚制の理論を体系化した。ロバート・マートンが官僚制の逆機能を論じた。