簿記・会計原則
退職給付会計
Retirement Benefit Accounting
概要
従業員の退職給付に関する債務と費用を認識・測定する会計基準。
詳細解説
退職給付会計は、企業が従業員の退職に際して支給する退職金や年金に関する費用と負債を適切に計上するための会計基準である。退職給付債務から年金資産を差し引いた差額を退職給付引当金として計上する。
退職給付費用は、勤務費用・利息費用・期待運用収益・過去勤務費用の償却額・数理計算上の差異の償却額から構成される。
試験対策のポイント
- 暗記必須:退職給付債務(PBO)から年金資産を控除した額を退職給付引当金(負債)として計上する。
- 頻出ポイント:退職給付費用=勤務費用+利息費用-期待運用収益±数理計算上の差異等の費用処理額。利息費用は割引率を用いて計算する。
- 関連づけ:負債性引当金の一つ。将来の退職給付を割引現在価値で測定する点を押さえる。
事例・具体例
退職給付債務が10億円、年金資産が8億円の場合、差額の2億円が退職給付引当金(未積立退職給付債務)として貸借対照表に計上される。