概要

データ暗号化とは、データを第三者が読めない形に変換し、許可された人だけが復号して利用できるようにする情報漏えい対策です。情報セキュリティの3要素のうち機密性を守る代表的な技術です。

暗号化しておけば、万一データが盗まれたり通信を盗聴されたりしても、鍵がなければ内容を読めないため被害を抑えられます。共通鍵暗号公開鍵暗号といった暗号技術が基盤です。

詳細(保存・通信の暗号化)

対象内容
保存データの暗号化ファイル暗号化、ディスク全体の暗号化(端末紛失・盗難に有効)。
通信データの暗号化SSL/TLSVPNなど(盗聴・改ざんに有効)。
媒体・可搬機器USBメモリ・スマホの暗号化(持ち出し時の漏えい対策)。
データ暗号化のキーワードは「盗まれても鍵がなければ読めない=機密性の確保」。保存データ通信データの両方が対象。鍵の管理が安全性を左右する点も重要です。

対策のポイント

暗号化は「盗まれること」を前提にした被害最小化策です。DLP(持ち出しを防ぐ)と組み合わせると、「持ち出させない+持ち出されても読めない」という二重の防御になります。

関連例

ノートPCやUSBメモリの紛失・置き忘れによる情報漏えいは典型的な事故です。ディスクや媒体を暗号化していれば、拾得者に内容を読まれるリスクを大幅に下げられます。個人情報保護法の安全管理措置(技術的対策)の一つにも位置づけられます。

試験での問われ方