情報セキュリティマネジメント試験 科目A キーワード集 > 中間者攻撃(MITM)
概要
中間者攻撃(MITM:Man-in-the-Middle Attack)とは、通信を行う二者の間に攻撃者が割り込み、双方になりすまして通信を盗聴・改ざんする攻撃です。利用者とサーバは正規の相手と通信していると思い込んでいるため、気づきにくいのが特徴です。
攻撃者は単に盗み見るだけでなく、やり取りされる内容を書き換えることもできます。暗号化されていない通信や、偽のアクセスポイント(野良Wi-Fi)が悪用されやすい攻撃です。
詳細(仕組み・手口)
- 偽のWi-Fiアクセスポイントを設置し、接続してきた利用者の通信を中継して盗聴する。
- ARPスプーフィングで同一LAN内の通信を自分に向けさせる。
- DNSキャッシュポイズニングで偽サーバへ誘導する。
- 偽の証明書を使ってSSL/TLS通信に割り込む。
中間者攻撃のキーワードは「通信の間に割り込み、盗聴・改ざん」。対策の本命は通信の暗号化(SSL/TLS)と正しい証明書の確認。公衆Wi-Fiの危険性とセットで頻出です。
対策
- SSL/TLSによる通信の暗号化(HTTPS)を徹底し、盗聴・改ざんを防ぐ。
- サーバ証明書を確認し、警告が出るサイトで重要情報を入力しない。
- 信頼できない公衆Wi-Fiで機密通信をしない。必要時はVPNを使う。
- VPNで通信経路全体を暗号化する。
インシデント事例
偽Wi-Fiによる情報窃取
カフェや空港で、正規のものに似せた名前の偽Wi-Fiアクセスポイントを設置し、接続した利用者のIDやパスワードを盗む手口が確認されています。暗号化されていないサイトでの入力が危険でした。
証明書の偽装による盗聴
不正な認証局や偽証明書を使ってSSL/TLS通信に割り込み、暗号化通信を盗聴しようとする攻撃も報告されています。証明書の検証と信頼できる認証局の重要性を示しました。
試験での問われ方
- 「通信の間に割り込み、盗聴・改ざんを行う攻撃はどれか」→ 中間者攻撃(MITM)。
- 「公衆Wi-Fi利用時のリスクと対策」を問う問題。
- 「中間者攻撃への対策」→ SSL/TLS・証明書確認・VPN。