概要

シンクライアント(thin client)とは、利用者の手元の端末には必要最小限の機能だけを持たせ、データの保存や処理はサーバ側で行う方式・端末です。「thin(薄い・最小限)」が名前の由来です。

最大のメリットは端末側にデータが残らないこと。これにより、端末を紛失・盗難されても情報が漏えいしにくく、強力な情報漏えい対策となります。テレワークでも活用されます。

詳細(仕組み・効果)

対義語は、端末側で処理・保存も行う「ファットクライアント(リッチクライアント)」です。

シンクライアントのキーワードは「端末にデータを保存しない=紛失・盗難時の漏えい対策」。処理・保存をサーバ側に集約する点が核心。テレワークの情報漏えい対策として頻出です。

メリット・注意点

メリット注意点
端末にデータが残らず漏えいに強い/集中管理で運用が容易/資産管理がしやすいサーバやネットワークが停止すると業務不能(可用性の確保が必要)/導入コスト
「データを端末に残さない」ことで漏えいリスクを根本から減らせます。一方、サーバ・ネットワークへの依存度が高まるため、可用性(冗長化・回線確保)の対策がセットで重要になります。

関連例

営業担当が顧客データの入ったノートPCを紛失する事故は典型的な漏えい原因ですが、シンクライアントなら端末にデータが残らないため被害を防げます。テレワークの普及に伴い、私物端末からの安全なアクセス手段としても採用が進んでいます。

試験での問われ方