第2問
食品メーカーA社は、日本国内の一般消費者向けのシリアルの開発・製造・販売 を行う専業企業である。同社は、現在、今後の成長戦略のための施策を検討してい る。I. アンゾフの成長マトリクスの考え方に基づく記述として、最も適切なものは どれか。
- ア A社のシリアルのみを販売する国内の一般消費者向けの自社EC サイトを立ち 上げて、既存の一般消費者向けシリアル市場での市場シェアの拡大を狙うこと で、「多角化戦略」を行う。
- イ 新しく飲食事業者を顧客とするSNS マーケティング支援事業を開始し、A社 にとっての次の収益の柱としようとすることで、「市場浸透戦略」を行う。
- ウ 一部の既存販売地域を対象に、地域名産品を用いた限定フレーバーの一般消費 者向けシリアルを新しく開発することで、「多角化戦略」を行う。
- エ 既存顧客のリピート購入を促進するクーポンプレゼントのキャンペーンを実施 し、既存の一般消費者向けシリアル市場での市場シェアの拡大を狙うことで、 「新市場開拓戦略」を行う。
- オ コア・ユーザーである中高年層向けに新しく低糖質シリアルを開発すること で、「新製品開発戦略」を行う。
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正解:オ
解答:オ
アンゾフの成長マトリクスは「製品(既存/新規)」×「市場(既存/新規)」で、市場浸透・新市場開拓・新製品開発・多角化の4戦略に分類する。施策と戦略名の対応が正しいものを選ぶ。
- ア(×):既存製品(シリアル)で既存の国内一般消費者市場のシェア拡大を狙うのは「市場浸透戦略」。販売チャネル(EC)を変えても製品も市場も既存のままであり、「多角化戦略」ではない。
- イ(×):新しい飲食事業者向けSNSマーケティング支援事業は、製品も市場も新規であり「多角化戦略」。次の収益の柱とする点からも市場浸透ではない。
- ウ(×):既存地域(既存市場)に新フレーバーのシリアル(新製品)を投入するのは「新製品開発戦略」。多角化ではない。
- エ(×):既存顧客のリピート促進で既存市場のシェア拡大を狙うのは「市場浸透戦略」であり、「新市場開拓戦略」ではない。
- オ(○):中高年層(既存市場)向けに新たに低糖質シリアル(新製品)を開発するのは「新製品開発戦略」。施策と戦略名が一致しており正しい。
よって オ。