第21問
C社の当期首の自己資本は3,000 万円である。また、負債による資金調達を行っ ておらず、今後、外部からの資金調達を行わない予定である。当期のROE は5%、 当期の配当性向は40 %、株主の要求収益率は5%であり、これらは毎期一定とす る。 C社の当期のサステナブル成長率と当期末の配当支払後の株主価値の組み合わせ として、最も適切なものはどれか。なお、本問において、当期のROE は当期純利 益を当期首の自己資本で除した値であり、配当は毎期末に支払われるものとする。
- ア サステナブル成長率:2% 株主価値:3,060 万円
- イ サステナブル成長率:2% 株主価値:3,090 万円
- ウ サステナブル成長率:3% 株主価値:3,060 万円
- エ サステナブル成長率:3% 株主価値:3,090 万円
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正解:エ
解答:エ
無借金・無増資の前提なので、株主価値は自己資本(簿価)に一致する(株主の要求収益率5%=ROE5%のため、企業価値は簿価と等しくなる)。
サステナブル成長率 = ROE ×(1 − 配当性向)= 5% ×(1 − 0.4)= 5% × 0.6 = 3%
当期末の配当支払後の株主価値
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当期純利益 = 当期首自己資本3,000 × ROE5% = 150万円
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配当 = 当期純利益150 × 配当性向40% = 60万円
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内部留保 = 150 − 60 = 90万円
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当期末自己資本(=配当後株主価値)= 3,000 + 90 = 3,090万円
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ア(×):成長率2%は ROE×(1−配当性向) を誤算。株主価値3,060は内部留保60を誤った場合の値。
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イ(×):成長率2%が誤り。
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ウ(×):株主価値3,060が誤り(配当60の控除と留保90の加算を取り違えた値)。
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エ(○):サステナブル成長率3%、株主価値3,090万円。正しい。
よって エ。