企業経営理論 R06年度 第39問

第39問

マーケティング・リサーチに関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. サーベイ法では、間隔尺度、序数尺度、比例尺度、名義尺度によってデータが 収集される。このうち、調査対象者の選択した回答番号が数字としての意味を持 たず、回答番号の違いが単に対象者の質的な違いを分類するだけの意味を持つ尺 度は間隔尺度である。
  2. 自社ビールの売上が落ちてきている原因の1つとして「テイストが軽すぎる」と いう仮説が立てられた場合、自社ビールのテイストに関する消費者データを収集 して分析し、仮説を明らかにしようとする調査をインサイト・リサーチと呼ぶ。
  3. 消費者の発言データは、コーディングにより頻度を算出したり、コード間の結 びつきを図示したりするなどして解釈が行われる。データの解釈では、分析者の 主観を排除し、客観的に結果を示すことが重視される。
  4. データ収集において、リサーチ対象となる母集団の全てを対象に調査を実施す る全数調査に対し、母集団の一部を標本として抽出して調査を実施する悉 しっ 皆 かい 調査 では、母集団の属性を反映した標本を抽出することが重視される。
  5. マーケティング・リサーチで収集および利用されるデータの中で、自社の売上 や顧客情報といったすでに社内に蓄積された内部データは一次データに該当し、 他の組織が収集した外部データは二次データに該当する。
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正解:

解答:ウ

マーケティング・リサーチの基礎概念を問う。

  • ア(×):回答番号が数字としての意味を持たず、単に質的分類を示すだけの尺度は「名義尺度」。「間隔尺度」は誤り。
  • イ(×):立てた仮説を検証するためにデータを収集・分析する調査は「検証型(仮説検証)リサーチ」。「インサイト・リサーチ」という用法は不適切。
  • ウ(○):発言データはコーディングして頻度算出やコード間関係の図示で解釈され、分析者の主観を排し客観性を重視する。適切。
  • エ(×):母集団の一部を標本として抽出する調査は「標本(サンプリング)調査」。「悉皆調査」は全数調査を意味する語であり、説明が逆で誤り。
  • オ(×):一次データと二次データの区分が逆。自社にすでに蓄積された内部データや他組織が収集した既存データは、自ら今回の目的のために新規収集したものでない点で二次データに含まれる(今回の調査目的で新たに収集するのが一次データ)。記述が不適切。

よって

#組織行動・コミットメント#マーケティング戦略

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