第20問
以下のデータに基づいて、A社の株主価値を割引キャッシュフローモデルに従っ て計算したとき、最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、これらの数値 は毎年3%ずつ増加する。また、A社には現在も今後も負債がなく、株主の要求 収益率は6%である。 【A社の次期の予測データ】 (単位:万円) 税引後純利益 1,200 減価償却費 300 設備投資額 500 正味運転資本増加額
- ア 15,000 万円
- イ 30,000 万円
- ウ 35,000 万円
- エ 70,000 万円
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正解:イ
解答:イ
負債がないので、株主に帰属するフリー・キャッシュフロー(FCF)で割引計算する。 FCF=税引後純利益+減価償却費-設備投資額-正味運転資本増加額 =1,200+300-500-100=900万円(正味運転資本増加額100万円)。
毎年3%ずつ成長するため、定率成長モデル(ゴードン・モデル)を用いる。次期のFCFを使うので、 株主価値=次期FCF÷(要求収益率-成長率)=900÷(0.06-0.03)=900÷0.03=30,000万円。
- ア(×):15,000万円。要求収益率6%で割った(成長率を引かない)誤り。
- イ(○):30,000万円。
- ウ(×):35,000万円。
- エ(×):70,000万円。
よって イ。