企業経営理論 R03年度 第2問

第2問

ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が開発した「プロダクト・ポート フォリオ・マネジメント」 (以下「PPM」という)と、その分析ツールである「プロダ クト・ポートフォリオ・マトリックス(BCG 成長-シェア・マトリックス)」に関す る記述として、最も適切なものはどれか。

  1. PPM の分析単位である戦略事業単位(SBU)は、製品市場の特性によって客観 的に規定される。
  2. 「プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス」では、縦軸に市場成長率、横軸 に戦略事業単位(SBU)の売上高をとり、その2 次元の座標軸の中に各事業が位 置付けられる。
  3. 「プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス」において「金のなる木」に分類さ れた事業は、将来の成長に必要な資金を供給する。
  4. 「プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス」において「花形」に分類された事 業は、生産量も大きく、マージンは高く、安定性も安全性も高い。
  5. 「プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス」において「問題児」に分類された 事業からは撤退すべきである。
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正解:

解答:ウ

PPM(市場成長率=資金需要、相対的市場シェア=資金創出力)の基本。各象限の資金特性を正確に押さえる。

  • ア(×):SBU(戦略事業単位)は製品市場特性のみで客観的に規定されるものではなく、企業が戦略的観点から主観的・裁量的に設定する管理単位である。
  • イ(×):横軸は「売上高」ではなく「相対的市場シェア」。縦軸が市場成長率である点は正しいが、横軸の指標が誤り。
  • ウ(○):「金のなる木」は低成長・高シェアで資金需要が小さく資金流入が大きいため、他事業(特に問題児・花形)の成長資金を供給する。記述は適切。
  • エ(×):「花形」は高成長・高シェアで生産量・マージンは大きいが、成長維持に多額の投資を要するため資金流出も大きく、「安定性も安全性も高い」とはいえない。
  • オ(×):「問題児」は将来「花形」へ育つ可能性があり、選択的に投資育成する対象。一律に撤退すべきとはいえない。

よって

#経営戦略・全社戦略#組織構造

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