財務・会計 R02年度 第21問

第21問

G社の前期と当期の損益計算書は以下のように要約される。下記の設問に答えよ。 損益計算書 前期 当期 売上高 2,500 2,400 変動費 1,250 960 固定費 1,000 2,250 1,200 2,160 営業利益

設問1

当期の損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。

  1. 1,600 万円
  2. 1,800 万円
  3. 2,000 万円
  4. 3,000 万円

設問2

G社の収益性に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、売上の減少による。
  2. 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、変動費率の上昇による。
  3. 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、固定費の増加による。
  4. 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、変動費率の上昇による。 (単位:万円)
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正解: 設問1 設問2

解答:設問1=ウ、設問2=ア

設問1 当期:売上2,400、変動費960、固定費1,200。

  • 変動費率=960÷2,400=0.4 → 限界利益率=1-0.4=0.6
  • 損益分岐点売上高=固定費÷限界利益率=1,200÷0.6=2,000万円
  • ア(×):1,600万円。誤り。
  • イ(×):1,800万円。誤り。
  • ウ(○):2,000万円。
  • エ(×):3,000万円。誤り。

設問2 前期:変動費率=1,250÷2,500=0.5、限界利益率0.5、BEP売上=1,000÷0.5=2,000万円。当期BEP売上も2,000万円で同額。

  • 損益分岐点比率=BEP売上÷実際売上:前期=2,000÷2,500=80%、当期=2,000÷2,400≒83.3% → 悪化
  • BEP売上高は前期・当期とも2,000万円で変わらないのに比率が悪化したのは、売上高が2,500→2,400へ減少したため。
  • ア(○):損益分岐点比率の悪化は売上の減少による。正しい。
  • イ(×):変動費率はむしろ0.5→0.4へ低下しており、悪化要因ではない。
  • ウ(×):比率は改善ではなく悪化している。
  • エ(×):変動費率は上昇しておらず(低下)、また比率は悪化している。

よって 設問1=ウ、設問2=ア

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