第19問
自己資本利益率(ROE)は、次のように分解される。 ROE = 1 株当たり利益 株 価 # 株 価 1 株当たり自己資本簿価 この式に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 1 株当たり利益 株 価 は、加重平均資本コスト(WACC)と解釈される。
- イ 株 価 1 株当たり自己資本簿価が小さくなっても、ROE が低くなるとは限らない。
- ウ 株 価 1 株当たり自己資本簿価は、株価収益率(PER)である。
- エ ROE が 1 株当たり利益 株 価 を上回る場合には、株価は1 株当たり自己資本簿価 より小さくなる。
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正解:イ
解答:イ
ROEは「(1株当たり利益÷株価)×(株価÷1株当たり自己資本簿価)」と分解できる。各項の意味は次のとおり。
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第1項「1株当たり利益÷株価」=益利回り(株価収益率PERの逆数)。
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第2項「株価÷1株当たり自己資本簿価」=株価純資産倍率(PBR)。
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よって ROE=益利回り×PBR。
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ア(×):第1項「EPS÷株価」は益利回り(PERの逆数)であり、加重平均資本コスト(WACC)ではない。
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イ(○):第2項のPBRが小さくなっても、第1項の益利回りが上昇すれば積であるROEは下がるとは限らない。正しい。
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ウ(×):第2項「株価÷1株当たり自己資本簿価」はPBRであり、PER(株価÷EPS)ではない。
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エ(×):ROEが益利回り(第1項)を上回るとは、ROE÷益利回り=PBR>1ということ。PBR>1なら株価は1株当たり自己資本簿価より大きい。「小さくなる」は逆で誤り。
よって イ。