第17問
保証に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、別段の意思表示はな いものとする。
- ア 主たる債務者が破産手続開始の決定を受けた場合、保証契約に基づく支払義務 はなくなる。
- イ 売買契約の売主の債務不履行によって生じる損害賠償義務は、当該売主のため の保証債務の担保する範囲に属する。
- ウ 保証契約は、口頭でしても、その効力を生じる。
- エ 連帯保証人が債権者から債務の履行を請求されたときは、連帯保証人は、まず 主たる債務者に催告をすべき旨を請求することができる。
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正解:イ
解答:イ
保証の基本論点(出題時点2018年の民法に基づく)。
- ア(×):主たる債務者が破産手続開始決定を受けても保証債務は消滅しない。むしろ主債務者の信用悪化時にこそ保証は機能するのであり、支払義務がなくなるとするのは誤り。
- イ(○):保証債務は主たる債務に従たるものとして、主たる債務に関する利息・違約金・損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを含む(民法447条1項)。売主の債務不履行による損害賠償義務も担保範囲に属する。記述は正しい。
- ウ(×):保証契約は書面(または電磁的記録)でしなければ効力を生じない(民法446条2項・3項)。口頭では効力を生じず誤り。
- エ(×):連帯保証人には催告の抗弁権・検索の抗弁権がない(民法454条)。「まず主たる債務者に催告すべき旨を請求できる」のは通常の保証人の催告の抗弁(452条)であり、連帯保証人には認められない。
よって イ。