第6問
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 わが国の開業率と廃業率の推移を、厚生労働省「雇用保険事業年報」に基づき見た 場合、2010 年度から2015 年度の期間、開業率が廃業率を上回っている。 もっとも、開業・廃業の動向は業種によっても異なる。建設業、宿泊業・飲食 サービス業、製造業の開業率と廃業率について全業種平均と比較すると(2015 年 度)、 A は開業率・廃業率とも全業種平均より高い一方、 B は開 業率・廃業率とも全業種平均より低い。 C では開業率は全業種平均より高 く、廃業率は全業種平均とおおむね同水準となっている。 なお、雇用保険事業年報による開業率は、当該年度に雇用関係が新規に成立した 事業所数を前年度末の適用事業所数で除して算出したものである。同じく廃業率 は、当該年度に雇用関係が消滅した事業所数を前年度末の適用事業所数で除して算 出したものである。
設問1
文中の下線部について、わが国の開業率と廃業率を、厚生労働省「雇用保険事 業年報」に基づき、2010 年度と2015 年度について比較した場合の記述として、 最も適切なものはどれか。
- ア 開業率と廃業率は、ともに減少している。
- イ 開業率と廃業率は、ともに増加している。
- ウ 開業率は減少、廃業率は増加している。
- エ 開業率は増加、廃業率は減少している。
設問2
文中の空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア A:建設業 B:宿泊業・飲食サービス業 C:製造業
- イ A:建設業 B:製造業 C:宿泊業・飲食サービス業
- ウ A:宿泊業・飲食サービス業 B:製造業 C:建設業
- エ A:宿泊業・飲食サービス業 B:建設業 C:製造業
- オ A:製造業 B:建設業 C:宿泊業・飲食サービス業
▼ 解答・解説を見る
正解: 設問1 エ 設問2 ウ
解答:設問1=エ、設問2=ウ
雇用保険事業年報に基づく開業率・廃業率の推移と業種別比較を問う統計問題。近年は開業率が廃業率を上回り、開業率は上昇基調、廃業率は低下基調。
設問1(2010年度と2015年度の比較)
- ア × 開業率は増加しており減少ではない。
- イ × 廃業率は増加ではなく減少している。
- ウ × 開業率減少が誤り。
- エ ○ 開業率は増加、廃業率は減少している。開業率が廃業率を上回る状態が続いた。
設問2(業種別の開業率・廃業率=A・B・C) 宿泊業・飲食サービス業は参入退出が激しく開業率・廃業率とも全業種平均より高い。製造業は両方とも低い。建設業は開業率が平均より高く廃業率は平均並み。
- ア × A建設業が誤り。建設業は廃業率がおおむね平均並み。
- イ × B製造業(低い)は正しいがA建設業が誤り。
- ウ ○ A宿泊業・飲食サービス業(開廃業率とも高い)、B製造業(とも低い)、C建設業(開業率高く廃業率は平均並み)。
- エ × B建設業が誤り。建設業は両方とも低いわけではない。
- オ × A製造業が誤り。製造業は開廃業率とも低い。
よって 設問1=エ、設問2=ウ。