企業経営理論 H28年度 第13問

第13問

企業組織における並列的部門間関係は、プールされたpooled相互依存、連続的 sequential相互依存、相互補完的reciprocal相互依存のつのタイプに分けられ る。これらの部門間関係と組織編成に関する記述として、最も適切なものはどれ か。

  1. 相互補完的依存関係にある部門間では、頻繁なチームワークによる調整が必要 になるため、各部門が同じ規則や手続きに従って行動するよう事前に調整してお く必要がある。
  2. 相互補完的依存関係にある部門間の調整は、同じ専門能力を共有するために、 各部門の管理者が直接顔を合わせて水平方向のコミュニケーションを頻繁に行う 必要がある。
  3. プールされた相互依存関係にある部門間では、仕事は基本的にそれぞれの部門 内で独自の規則や手続きに従って処理できるため、つの相互依存関係の中で最 も調整の必要性が低い。
  4. 連続的相互依存関係にある多くの部門間では、事前の計画やフィードバックコ ントロールによる調整が必要になる。
  5. 連続的相互依存関係にある部門間調整には、水平的なコミュニケーションの必 要性が高いので、部門間で共通した規則や手続きに従って業務を遂行する必要が ある。 DKJC-1C
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正解:

解答:エ

トンプソンの相互依存の3類型。調整の必要性は プールされた<連続的<相互補完的 の順に高まる。プールされた相互依存は標準化(規則・手続き)、連続的相互依存は計画(スケジュール)、相互補完的相互依存は相互調整(チームワーク・水平的コミュニケーション)で調整する。

  • ア(×):相互補完的依存は事前の規則・手続きによる標準化では対応しきれず、頻繁な相互調整(チームワーク)が必要。「事前に同じ規則・手続きで調整しておく」とする点が誤り。
  • イ(×):相互補完的依存で頻繁な水平的コミュニケーションが必要な点は正しいが、その理由は「相互に投入物をやり取りし動的に調整するため」であって「同じ専門能力を共有するため」ではない。理由付けが不適切。
  • ウ(×):プールされた相互依存が最も調整の必要性が低い点は正しいが、調整は「標準化された規則・手続き」によって行われる。「それぞれの部門内で独自の規則・手続きに従って処理できる」とする点が誤り。
  • エ(○):連続的相互依存は、ある部門の産出が次部門の投入となる関係で、事前の計画(スケジューリング)やフィードバックによる調整が有効。正しい。
  • オ(×):連続的相互依存の調整は主として計画(スケジュール)によるもので、水平的コミュニケーションの必要性が最も高いわけではない。最も高いのは相互補完的依存。記述は誤り。

よって

#技術経営・イノベーション#プロモーション

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