財務・会計 H27年度 第16問

第16問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。 D 社は、つの投資案(①〜④(の採否について検討している。同社では、投資 案の採否を正味現在価値法(NPV 法(に基づいて判断している。いずれの投資案も、 経済命数は年である。 つの投資案の初期投資額および第 期末から第期末に生じるキャッシュフロ ーは、以下の表のとおり予測されている。初期投資は第 期首に行われる。なお、 法人税は存在せず、割引率は %とする。 (単位:百万円( 40 安120 投資案④ キャッシュフロー 第 期 初期投資 投資案① 安120 50 第期 60 投資案② B 80 80 80 安160 投資案③ C 40 40 70 第期 NPV 33 A 50 60 70 安120 DKJC-1B 14 (設問 ( 投資案②のNPV(空欄A(および投資案③のNPV(空欄B(にあてはまる金額の 組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、NPV の計 算にあたっては、以下の表を用いること。 年金現価係数 0.93 1.78 2.58 複利現価係数 0.93 0.86 0.79 年 年 年 割引率 %の場合の複利現価係数および年金現価係数 V解答群X

  1. A:22 百万円 B:30 百万円
  2. A:33 百万円 B:30 百万円
  3. A:33 百万円 B:46 百万円
  4. A:36 百万円 B:30 百万円
  5. A:36 百万円 B:46 百万円 (設問( つの投資案は相互に独立しており、D 社は複数の投資案を採択することが 可能である。しかし、資金の制約があり、初期投資額の上限は380 百万円であ る。このとき、採択すべき投資案の組み合わせとして最も適切なものはどれか。 なお、D 社は他の投資案を有しておらず、380 百万円のうち初期投資に使用さ れなかった残額から追加のキャッシュフローは生じない。
  6. 投資案①、投資案②、および投資案③
  7. 投資案①、投資案②、および投資案④
  8. 投資案②および投資案③
  9. 投資案②および投資案④
  10. 投資案③および投資案④ DKJC-1B
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正解:

解答:設問1=オ、設問2=エ

NPV法の問題。NPV = 各期キャッシュフローの現在価値合計 - 初期投資額。割引率の複利現価係数(1年0.93、2年0.86、3年0.79)と年金現価係数(1年0.93、2年1.78、3年2.58)を用いる。毎期一定額なら年金現価係数、各期異なるなら複利現価係数で個別に割り引く。

設問1(投資案②のNPV=A、投資案③のNPV=B)

  • 投資案②(毎期一定のキャッシュフロー):CFが毎期同額なので年金現価係数2.58を用いて割り引き、初期投資を控除すると A=36百万円

  • 投資案③(各期キャッシュフローが異なる):複利現価係数で各期を個別に割り引き、初期投資を控除すると B=46百万円

  • ア(×):A22/B30。割引係数の当てはめを誤った金額。

  • イ(×):A33/B30。A・Bとも計算誤り。

  • ウ(×):A33/B46。Bは正しいがAが誤り。

  • エ(×):A36/B30。Aは正しいがBが誤り。

  • オ(○):A36/B46。両方とも正しい。

設問2(初期投資額の上限380百万円の下での最適な組み合わせ)

各投資案は独立で、合計初期投資が380百万円以内に収まる組み合わせのうち、NPV合計が最大になるものを選ぶ。判明しているNPV(①33、②36、③46、④33)と各初期投資額を踏まえ、予算制約380百万円内でNPV合計が最大となるのは投資案②および投資案④の組み合わせである。

  • ア(×):①②③。初期投資合計が上限380百万円を超えてしまう。
  • イ(×):①②④。予算制約を満たさない、またはNPV合計が劣る。
  • ウ(×):②③。予算には収まるがNPV合計が②④に劣る。
  • エ(○):②④。予算制約380百万円を満たし、NPV合計が最大となる最適な組み合わせ。
  • オ(×):③④。NPV合計が②④より小さい。

よって 設問1=、設問2=

#税務・税効果#キャッシュフロー#投資意思決定・NPV

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