第10問
前期と今期の損益計算書は次のように要約される。下記の設問に答えよ。 7,200 固定費 売上高 営業利益 変動費 24,000 前 期 14,400 9,000 15,400 今 期 2,400 21,600 3,600 24,400 28,000 損益計算書 (単位:千円( (設問 ( 今期の損益分岐点売上高として最も適切なものはどれか。
- ア 12,000 千円
- イ 16,400 千円
- ウ 18,000 千円
- エ 20,000 千円 (設問( 収益性に関する記述として最も適切なものはどれか。
- オ 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、固定費の増加による。
- 損益分岐点比率が前期よりも悪化したのは、変動費率の低下による。
- 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、固定費の増加による。
- 損益分岐点比率が前期よりも改善されたのは、変動費率の低下による。 DKJC-1B
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正解:エ
解答:設問1=エ、設問2=エ
前提となる両期の数値(単位:千円):
- 前期:売上高24,000、変動費14,400、固定費7,200、営業利益2,400 → 限界利益率=(24,000-14,400)÷24,000=0.40、変動費率0.60
- 今期:売上高28,000、変動費15,400、固定費9,000、営業利益3,600 → 限界利益率=(28,000-15,400)÷28,000=0.45、変動費率0.55
設問1(今期の損益分岐点売上高)
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率 = 9,000 ÷ 0.45 = 20,000千円
- ア(×):12,000千円。限界利益率や固定費の取り方を誤った金額。
- イ(×):16,400千円。計算根拠不明。
- ウ(×):18,000千円。これは前期の損益分岐点売上高(7,200÷0.40)。
- エ(○):20,000千円。今期の固定費9,000を限界利益率0.45で割った正しい値。
設問2(収益性に関する記述)
損益分岐点比率(=損益分岐点売上高÷売上高、低いほど良好)を比較する。
- 前期:18,000÷24,000=75.0%
- 今期:20,000÷28,000≒71.4%
今期は損益分岐点比率が低下しており、改善している。要因を見ると、固定費は7,200→9,000と増加しており悪化要因。一方、変動費率は0.60→0.55へ低下しており、これが限界利益率を高め、損益分岐点比率を改善させた主因である。
- ア(×):「悪化」「固定費の増加による」。損益分岐点比率は改善しており前提が誤り。
- イ(×):「悪化」「変動費率の低下による」。改善しているので誤り。
- ウ(×):「改善」は正しいが、固定費は増加しており改善要因ではない。
- エ(○):「改善」「変動費率の低下による」。変動費率が0.60→0.55に下がったことが改善要因であり正しい。
よって 設問1=エ、設問2=エ。