第7問
製品アーキテクチャがモジュール化するにつれて、技術戦略は変わってくる。そ のような変化がもたらす部品メーカーの状況や、部品メーカーの変化への対応に関 する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア 製品サブシステムのインターフェースが標準化されるにつれて、部品メーカー は一定のデザインルールのもとで、独自に技術開発を進めることが可能になる。
- イ 製品統合が容易になり、組立メーカーの製品が標準化されるにつれて、その収 益が低下するので、部品メーカーも収益が悪化する。
- ウ 製品のサブシステム間の関係が簡素になるので、部品メーカーは部品生産技術 をめぐって、組立メーカーとの技術交流を緊密化することが重要になる。
- エ 標準化された部品の生産プロセスにおける技術改良の余地がなくなり、価格競 争が激化するので、部品メーカーの収益は悪化する。
- オ 部品メーカーにとっては、自社固有の独自技術を梃 て 子 こ にして新規なモジュール 部品を開発する必要性がなくなるので、これまで取引がなかった組立メーカーに も販路を広げることが重要になる。 DKJC-1C
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正解:ア
解答:ア
〔リード〕製品アーキテクチャのモジュール化=インターフェース(デザインルール)を標準化し、サブシステムを独立に開発・改良できるようにすること。部品メーカーは標準インターフェースの枠内で独自開発の自由度を得る。「最も適切」を選ぶ。
- ア(○):インターフェースが標準化されると、部品メーカーは共通のデザインルールの下で、他のサブシステムに縛られず独自に技術開発を進められる。モジュール化の本質を正しく述べており適切。
- イ(×):モジュール化で組立メーカー製品が標準化・コモディティ化しても、優れた部品を持つ部品メーカーは収益を確保しうる(インテル等)。組立メーカーの収益低下が直ちに部品メーカーの悪化につながるとは限らない。
- ウ(×):モジュール化でサブシステム間関係が簡素化(標準化)されると、すり合わせ(インテグラル)的な緊密な技術交流の必要性はむしろ減る。記述は逆。
- エ(×):標準化されても部品内部での技術改良の余地はあり、独自部品で差別化・高収益を狙える。一律に「改良余地がなくなり収益悪化」とは言えない。
- オ(×):モジュール化でも自社独自技術を梃子に新規モジュール部品を開発する必要性はなくならず、むしろ差別化の源泉となる。記述は不適切。
よって ア。