第12問
組織の中では、個人個人の努力の総和より大きい業績を達成するために、しばし ばチーム活動が利用される。チーム活動に関する記述として、最も適切なものはど れか。
- ア ある業務を個人よりもチームが担った方が良いのは、不確実性が低く、個人の 目標を超えた共通目標が必要なほど業務が複雑な場合である。
- イ チームの業績を高めるためには、異なるパーソナリティのメンバーが参加する ことが望ましく、チームに対する忠誠心が高いメンバーと低いメンバーが適切に 組み合わされることが必要である。
- ウ チームのメンバーに対する金銭的報酬システムとして個人別業績評価を採用す ると、チームの成果よりも個人の成果を優先してしまうため、チームメンバーに 平等な固定給の報酬システムが、チームの業績を高める。
- エ チームレベルのアカウンタビリティを明確にし、チームメンバーがフリーライ ドする可能性を避けるためには、個人レベルのアカウンタビリティを明確にする 必要がある。
- オ チームを効果的に管理するためには、個人間のコンフリクトをなくすように、 各メンバーの役割は相互独立に設計し、相互依存度を最小限に抑える必要があ る。 DKJC-1C
▼ 解答・解説を見る
正解:エ
解答:エ
チーム活動の有効性に関する出題。チームが個人の総和を超える成果(シナジー)を生む条件、報酬設計、フリーライド(ただ乗り)防止、相互依存の意義などが論点。
- ア(×):チームが個人より適するのは、業務が複雑で「不確実性が高く」、相互依存・共通目標が必要な場合。「不確実性が低く」とする点が誤り。
- イ(×):多様なパーソナリティの参加は有益でも、「忠誠心の高いメンバーと低いメンバーを組み合わせる」ことがチーム業績を高めるとは言えない。忠誠心の低いメンバーはむしろ阻害要因になりうる。不適切。
- ウ(×):個人別業績評価がチームより個人を優先させる弊害は指摘できるが、だからといって「平等な固定給」がチーム業績を高めるとは限らず、フリーライドを招きやすい。一面的で不適切。
- エ(○):チームレベルのアカウンタビリティを明確にするだけでなく、各メンバーの個人レベルのアカウンタビリティも明確にすることで、フリーライド(ただ乗り)を防げる。適切。
- オ(×):チームの意義は相互依存による協働にあり、役割を相互独立に設計して相互依存度を最小化すれば、チームを組む意味が失われる。「相互依存度を最小限に抑える」は誤り。
よって エ。